Suns News サンズ最新情報
(2004年10月)

サンズの情報や噂話を掲載します。
 ※日付は特に明記がなければ現地時間です
 ※英語力には自信がないので、誤訳/ニュアンス違いはごめんなさい。
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 ※選手名の略称はこちらで説明してます。

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直前予想

明日(日本時間2日)に開幕ロースターが発表され、出場選手登録(12名)が明らかになります。私の予想は以下のとおりです。

●当確(11名)
 JJ、ナッシュ、マリオン、アマレ、Q、ボスクール、バルボッサ、チャバ、KC、
 ランペ、フローマン (ランペとフローマンはプレシーズンの活躍で当確へ)

●落選確実(故障者登録へ)
 Paul Shirley(放出されるのでは)

●当落線上
 田臥、ハンター

田臥のライバルはハンターになります。そのハンターのプレーシーズンですが、前半5試合は2桁出場時間だったものの、後半3試合は1桁しか出場時間がもらえておらず、首脳陣の期待が薄れてきています。また、ハンターのポジションである「ビックマンの控え」としては、チャバ、ランペ、フローマンと揃っており、ベンチに置いても使い道はありません。

対する田臥のほうは、アイズリーの放出で第3ポイントガードまで昇りました。JJをポイントガードと見ると4人目になりますが、JJとバルボッサは得点系ポイントガードであり、純正ポイントガードとなるとナッシュと田臥しかいません。局面によっては田臥の使い道はあると見ます。

結論としては「田臥は当選(出場者登録入り)」と予想します。田臥の当落については客観的に見ることにしており、数日前までは無理だと判断していました。ただ、アイズリーの放出で客観的に見ても当選圏内に入ってきています。明日の発表を期待して待ちましょう。


動向(2004/10/29)

サンズはアイズリーとの契約買取に合意して、アイズリーを放出しました。アイズリーはプレシーズンの後半は出場しておらず、チームの構想外だと言われていました。夏から囁かれていたバイアウト(buyout:契約をチーム側が買い取りFAになること)の噂が現実のものとなったのです。

アイズリーは生殺しにならずに済み、アイズリー本人にとってもいい結果だと思います。チームによってはスタメンだってありえる人材ですから。

これで田臥はナッシュ、バルボッサに続く第3ポイントガードとなりました。

さらに、契約関連のニュースとしては「JJとKCの今期終了後(来年)の契約延長は実施せず、2人はシーズン後にチームを去るだろう」との報道も出ています。寂しい限りですが、現在のチームのサラリー状況を考えるといたしかたないところです。


試合結果(2004/10/29)
プレシーズンゲーム @ Sacramento W 124-96

有終の美を飾る圧勝

先発は「ナッシュ、JJ、マリオン、アマレ、フローマン」のオーソドックスな(スモールでない)ラインナップ。なんとフローマンはセンターで先発に抜擢です。ボスクールの事情(父親の容態が悪い)があるにしろ、これでフローマンが開幕の出場者登録選手(12名)に残ることが確実になりました。

5人が2桁得点をとる理想的な展開でした。インサイドを支配できたようでリバウンドは「サンズ:67、キングス:38」と圧倒しています。フィールドゴール%も「全体:53.4%、スリーポイント:56.3%」と高確率。キングスがどの程度本気で望んだかは分かりませんが、プレシーズン最終戦を最高の形で締めくくりました。プレシーズンは最終的に7勝1敗で、7勝してるのはサンズとナゲッツのみです。

田臥は「7分、0点、0アシスト、2リバウンド」の成績。フィールドゴールは5本打って1本も入らず、最後のアピールは不発に終わりました。

次の試合は、いよいよレギュラー・シーズン開幕戦のアトランタ戦です。


試合結果(2004/10/28)
プレシーズンゲーム @ L.A. Clippers W109-88

ランペが頭角をあらわす

アウェイでクリッパーズに快勝です。今日の先発は「ナッシュ、JJ、Q、マリオン、アマレ」のスモールラインナップ型。相手チームによってサイズの違うラインナップを使い分けるのが今期の方針のようです。

通常型 ナッシュ、JJ マリオン、アマレ ボスクール
スモール型 ナッシュ、JJ Q、マリオン アマレ

26日のゲームで「狂人ぶり」を発揮したフローマンは「12分、2点、2リバウンド」と平凡な成績。でも、第2クォーター開始後の爆発(開始から18−2で圧倒)はフローマンから始まっており、数字に残らない貢献をしています。

今日の結果で嬉しかったのはランペの活躍。「17分、13点、11リバウンド」と見事にダブル・ダブルです。ランペにとってサンズでのダブル・ダブルは始めてではないでしょうか。潜在能力の高さばかりが評判で実績を残せていませんでしたが、ようやく頭角を見せてきました。この調子でレギュラー・シーズンもいけるといいのですが。

大差のついたゲームで、田臥は第4クォーターに登場しました。「10分、2点、2アシスト」で始めてのフィールドゴールを決めています。1本決めて気が楽になりシュートタッチも安定することでしょう(この日は3投中1本成功)。

これでプレシーズン6勝1敗。次戦はプレシーズン最終戦のキングス戦です。アウェイのキングス戦で真価が問われます。本格派センターであるBrad Millerに対して、どちらのラインナップを使うのかも興味深いところ。田臥は最後のアピールチャンスですが、楽には勝たせてくれなさそうなので、出番はないかもしれません。


情報

NBA.comに26日にプレシーズン初出場したフローマンに関する記事がでています。

彼は怪我で出遅れた鬱憤を晴らすかのように、 「force of a cyclone(台風のような勢い)」でプレイした。

そんなフローマンに対するみんなのあだ名がすごくて、Qは「Kamikaze(神風)」、「Crazy Man(狂人)」、「Just craziness(ちょっと狂ってる)」なんて呼んでます。

ダントニーHCは「Norman Bates」とう呼び方がお気に入りの様子。ノーマン・ベイツとはヒッチコックの映画「サイコ(1960年)」でアンソニー・パーキンスが演じていた狂人の役の名前。「だって、彼はちょっと狂ってるからね」とダントニーは言っています。呼び方を工夫しているだけで「狂ってる」と認識しているのはQと変わりません。

優等生ぞろいのサンズにおいて、彼のキャラクターは貴重です。試合が停滞した時にベンチから登場し、彼の「狂人ぶり」でチームを活気づけてくれることでしょう。


動向(2004/10/27)

サンズはアマレに対するチーム・オプションを行使しました。ドラフト1順目選手は3年契約で、4年目に契約するかどうかはチーム側に選択肢があります。これによって、アマレのサンズ契約は05-06シーズン(4年目のシーズン)まで確保されます。ちなみに05-06シーズンの終了後は制限付フリーエージェントとなるのです。(ちなみにアマレのサラリーは04-05シーズン:$2,032,200、 05-06シーズン:$2,589,022)

アマレを手放す訳がないので、これは当然の出来事です。来年は延長契約交渉があり、最高額契約選手となるでしょう。


試合結果(2004/10/26)
プレシーズンゲーム Seattle W 103-93

フローマン期待以上のデビュー

プレシーズン6試合目、Ray AllenとRashard Lewisを欠くソニックスに快勝です。右手親指の怪我で21日まで練習に参加できなかったフローマン(Jackson Vroman)が初出場しました。結果は「17分、12点、6リバウンド」。ドラフト2順目(31位指名)としては期待以上のデビューを飾りました。「5ファール、5ターンノーバー」はご愛嬌です。ダントニーHCは「彼の才能を誰も信じていなかったかもしれないけど驚いてはいないよ」と語っています。「インサイド不安」を抱えるチームにとって、センターもできるフローマンの活躍は朗報です。

マリオンが8分しか出ていませんが、誰かの肘が顔にあたって4針縫ったそうです。前の試合で尻を怪我したQも元気に出場。Qの3ポイントとリバウンドはサンズの大きな武器となっています。(この試合では3ポイント:3/4、リバウンド:4)。

田臥はプレシーズン2試合目の出場で14分の出場時間を得ました。結果は「14分、0点、1アシスト、3ターンノーバー」でいまいち。残りのプレシーズン2試合で結果を残す必要があります。

田臥にとって好材料は、PGのアイズリーはチームの構想外であるらしいこと。ほとんどのメンバーを使ったこの試合でもアイズリーは出場させてもらえませんでした。今の扱いにアイズリーは大いに不満の様子。もし本当にアイズリーが構想外だとすると、田臥は3番手PGになります。

サンズは試合後にDerrick Dialをカット(放出=解雇)しました。これでサンズの契約選手は15名。プレシーズンで結果が出ていないPaul Shirleyもカットされれば14名になります。結果が出てないのは田臥も一緒ですが、首脳陣は田臥のスピードを評価している様子。日本報道陣向けのリップサービスでないことを祈ります。

出場選手登録(アクティブ・リスト)の枠は12名、故障者選手登録(インジャリー・リスト)の枠は最大15名です。故障者選手登録は確保したと判断しています。開幕ロースターの発表は11月1日(現地時間)です。


試合結果(2004/10/24)
プレシーズンゲーム @ L.A. Lakers L 103-111

スモールラインナップの現実

ラスベガスで行われたレーカーズ戦に敗れ、プレシーズンの1敗目を喫しました(4勝1敗)。この試合、20日のユタ戦と同様、先発は「ナッシュ、JJ、Q、マリオン、アマレ」のスモールラインナップで開始。アマレのファールトラブル(試合開始43秒で2ファール)があったとはいえ、ペイント内でいいようにやられました。

リバウンド数が「サンズ:43、レーカーズ:62」と圧倒され、フィールドゴール%も「サンズ:38.4%、レーカーズ:51.8%」と惨憺たるもの。Chris
MihmとBrian Grantの2人合計で17本(21本中)のフィールドゴールを決められたのでは勝てません。オフシーズンの強化後も問題として残った「インサイド不安」が露呈した試合です。レギュラーシーズン開幕前に見えた「現実」をこれからどう補正するかが課題です。

あとQが「滑って転んで尻を怪我」という悪いおまけつきです。(Qは18分しか出てない)。

田臥はベンチ入りしたものの出場機会なし。やはり「余裕のない試合」で出場時間を得るのはきついところ。ちなみにアイズリーでさえ0分です。(ナッシュ:32分、バルボッサ:18分)


TV中継情報 「サンズ×ホークス」 11月5日(金)2:25〜4:10 テレビ東京
(放送時間は念のため各自ご確認ください。)

TV番組検索で開幕戦のTV中継を見つけました。「BSで開幕戦やんないかな」と思ってたらなんとTV東京です。継続的に放送するかどうか分かりませんが、田臥効果全開です。ちなみにBS1は週2回ペース(水曜、土曜)でNBA中継を放送するそうです。


動向(2004/10/21)

Suns.comの記事によると、田臥が練習再開しました。既報どおり月曜(日本時間)のレーカーズ戦には出そう。また、怪我でトレーニングキャンプを棒に振っていたフローマンも練習を開始しました。


試合結果(2004/10/20)
プレシーズンゲーム Utah W 108-67

Arizona Republicの記事が「Quentin Richardsonにセンターをやらせようと思ったことないだろ?」と冒頭に書いたこの試合、BOX SCOREを見るとQがセンターで先発したことになっています。でも、別にQがセンターを実際にやった訳ではありません。先発が「ナッシュ、JJ、Q、マリオン、アマレ」で、ガード3名、フォワード2名だったため、記録上Qがセンターになっているだけです。

「QとJJを両方先発させるとスモール・ラインナップになる」と言われていた布陣をダントニーHCは敢行しました。相手(ユタ)のセンター(Curtis Borchardt)が弱かったこともあり、大差で勝利しています。センターが強いチームには通用しないでしょうが、この超攻撃的ラインナップもオプションとしては面白く、TV放送で是非見てみたいものです。

これでプレシーズンは負け無しの4連勝。ウェスタン・カンファレンスで負け無しはサンズのみ。怪我の田臥は今日も休みです。月曜(日本時間)のレーカーズ戦にはでるかもしれません。接戦だと出番はないので、今日みたいな大差のゲームになるといいのですが。


試合結果(2004/10/19)
プレシーズンゲーム @ San Antonio W 104-96

敵地でスパーズを撃破して3連勝です。プレシーズンといってもスパーズの先発は「パーカー、ジノビリ、ボウエン、ダンカン、ネストロビッチ」とベストメンバーの布陣。「このスパーズに勝つとは、今シーズンは本物かも・・・」と浮かれていたのですが、Arizona Republicの記事によるとスパーズの先発は4Qに誰も出なかったそうです。勝つのはいい事ですが、「浮かれるのはまだ早い」ということで。

サンズの先発は「ナッシュ、JJ、マリオン、アマレ、ボスクール」でベストメンバーが揃いました。ナッシュは1998年のプレイオフ以来のサンズ復帰戦です。そのナッシュも「9点、11アシスト」と活躍しています。ナッシュの怪我はまだ100%回復していないそうなので大事にして欲しいところ。

田臥は今日もお休みです。「ナッシュ:30分、バルボッサ:18分、アイズリー:0分」という出場時間を見ると、たとえ怪我がなくても出場は難しいのが現実。まあ、こうなるのは入団した時点で分かっていたことなので、「この状況をどう乗り越えるか」を前向きに考えましょう。


試合結果(2004/10/16)
プレシーズンゲーム @Seattle W 99-93 

Qとアマレが21点ずつとって2連勝。マリオン、バルボッサが復帰し、先発は「バルボッサ、JJ、マリオン、アマレ、ボスクール」といラインナップ。田臥は右太もも(right thigh)を痛めて休み、大事には至らないそう。ナッシュもまだ休みでサンズ復帰戦はおあずけ。


試合結果(2004/10/13)
プレシーズンゲーム L.A. Clippers W 105-83 

プレシーズンゲームのスタートです。スタメン落ちのクリッパーズが相手とはいえ幸先の良いスタートとなりました。サンズもベストメンバーではなく、ナッシュ、マリオンが休んでおり、「JJ、Q、KC、ランペ、LJ」という先発でした。休んでいる選手(他にはバルボッサ)も大きな怪我ではないそうです。アマレも途中出場から22点と元気で安心しました。Qは3ポイントを6投中5本決めてサンズデビューを颯爽と飾りました(22得点)。

さて、田臥ですがナッシュ・バルボッサの休みという最大のチャンスに20分の出場時間を得ました(2点、2リバウンド、2アシスト、2スティール、そしてなんと1ブロック)。フィールドゴールを3投して1本も決めれなかったのがちょっと痛い。ただし、相手PGには結構プレッシャーをかけれた模様。首脳陣がどう評価したか気になります。(試合後のNBA.JAPANの日本語インタビューはこちら

PGの先発がアイズリーでも田臥でもなくJJだったことについて、ダントニーHCは「彼はPGとしてのビジョンがとても良くなった」と語っています(from Arizona Republic記事)。JJがPGに来るとビック・ラインナップ(身長が高い選手の組み合わせ)になるので、オプションとして用意しておくと役に立つこともあるでしょう。


動向(2004/10/12)

NBA.JAPANに田臥のインタビューが掲載されました。もちろん日本語。先日紹介した「ハッピ・バースデー事件」の話題も出ています。


動向(2004/10/11)

朗報です。Suns.comの記事(元ネタはArizona Republic)によるとユタ・ジャズのファイナル進出時に活躍していたJeff Hornacekがサンズに相談役として戻ってきました。ホーナセックはバークレーとのトレードで放出されるまでサンズに6年間在籍していました。契約は来年の1月1日までの3ヶ月。「練習に参加するのが楽しみだ。シューティングやメンタル面で選手の役にたてるだろう」と本人はコメントしています。

ホーナセックは14年間の選手生活において、3ポイントでNBA3位にランクされています。多彩なシュートアングルの能力や、ボールをキャッチしてからリリースするまでの速さにおいて驚異的な能力を持っていた選手で、かつ彼は自分自身の経験をノートに記録していたそうです。

ホーナセックといえばフリースロー時に自分の頬をなでるのがトレードマーク。サンズの選手のフリースロー時のしぐさに注目です。スティーブ・カーといい、ホーナセックといい職人肌の選手がサンズに合流してくれるのは嬉しい限り。「サンズは家族的なチーム」とよく言われますが、かつて所属した選手がこうやって戻ってきてくれるのがそれを証明しています。


動向(2004/10/5)

キャンプ初日(5日)は田臥の24歳の誕生日、Suns.comの記事によると田臥は選手/コーチ/スタッフに誕生日祝いをしてもらったそうです。本人のコメント(意訳)を紹介します。

僕に"Happy Birsthday"を歌ってくれたんだ。皆が「"Happy Birsthday"を日本語で歌ってくれ」って言うんだけど、知らないから英語で歌ったらブーイングされちゃったよ。

ちなみにこの記事、ファニーな田臥の画像と一緒に掲載されてました。


動向(2004/10/4)

トレーニング・キャンプ開幕時恒例のメディア・デー(報道陣向け対応日)がアメリカ・ウエスト・アリーナで開催されました。とうとう、田臥のサンズ・ユニホーム姿がお目見えです。Suns.comの画像に直リンクします。

TV見ないんで「サンズユニホームの田臥が動いてるとこ」はまだ見ていません。


動向(2004/10/2)

 非公式練習(9/27)でのナッシュと田臥の写真です。(Arizona Republicのサイトへの直リンク)


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