Suns News サンズ最新情報
(2004年11月)
サンズの情報や噂話を掲載します。
※日付は特に明記がなければ現地時間です
※英語力には自信がないので、誤訳/ニュアンス違いはごめんなさい。
※リンクしたページはリンク先の都合で削除されている場合があります。
※選手名の略称はこちらで説明してます。
11月総括(2004/12/4記)
夢のような一ヶ月
フランチャイズ史上最高の12勝2敗で走り抜け、リーグ勝率1位で終わりました。田臥が歴史を作った開幕戦に始まり、あれよあれよと言う間に勝ち星を積み上げた一ヶ月です。私にとっては盆と正月がいっぺんに来たような感じです。
ここで11月の数字を改めて見てみます。(順位はNBA全30チームにおける順位)
■11月のチーム・スタッツ(順位はNBA全30チームにおける順位)
サンズ | 対戦相手 | |||
得点 | 107.00 | 1位 | 95.21 | 14位 |
得失点差 | 11.78 | 1位 | − | − |
FG% | 47.5% | 3位 | 42.2% | 5位 |
3ポイント% | 35.6% | 8位 | 31.1% | 6位 |
フリースロー% | 73.5% | 22位 | − | − |
アシスト | 22.42 | 7位 | 19.78 | 9位 |
リバウンド | 48.20 | 3位 | 48.60 | 30位 |
ブロック | 6.40 | 8位 | 5.20 | 12位 |
スティール | 8.20 | 12位 | 8.60 | 22位 |
ターンノーバー | 14.21 | 25位 | 15.57 | 17位 |
ファール | 20.78 | 29位 | 22.92 | 9位 |
「スモール・ラインナップの速攻で攻め勝つ」という戦略が数字に現れています。得点、FG%とも高く攻撃力が伺えます。失点(=対戦相手の得点)はNBA中位ですが、相手のFG%は低く抑えています。相手のFG%が低いのに失点が多いのは、ファースト・ブレークにより攻撃が短時間で終わるため、相手の攻撃機会が多いためです。また、リバウンドは取れていますが、それ以上に相手に取られています。スモール・ラインナップでのミスマッチがここから見えます。
次に選手別の数値を見てみます。
■11月の個人スタッツ
No. | Name | G | GS | MPG | 主な成績 |
10 | Leandro Barbosa | 10 | 0 | 13.8 | |
11 | Zarko Cabarkapa | 0 | 0 | 0 | |
45 | Steven Hunter | 12 | 0 | 11.3 | |
23 | Casey Jacobsen | 14 | 0 | 20.5 | |
2 | Joe Johnson | 14 | 14 | 38.3 | 3ポイント%:51.6%(リーグ4位) |
30 | Maciej Lampe | 5 | 0 | 8.8 | |
31 | Shawn Marion | 14 | 14 | 39.8 | リバウンド:12.10(リーグ3位) |
13 | Steve Nash | 14 | 14 | 34.6 | アシスト:11.4(リーグ1位)、FG%:55.8%(リーグ4位) |
46 | Bo Outlaw | 5 | 0 | 5.8 | |
3 | Quentin Richardson | 14 | 13 | 35.0 | |
32 | Amare Stoudemire | 14 | 14 | 36.6 | FG%:57.0%(リーグ3位)、得点:26.2(リーグ4位) |
1 | Yuta Tabuse | 2 | 0 | 6.5 | |
43 | Jake Voskuhl | 11 | 0 | 11.9 | |
4 | Jackson Vroman | 4 | 1 | 6.8 |
(※ G:出場試合数 GS:先発出場試合数 MPG:平均出場時間)
色の意味 | |
BIG5 | スモール・ラインナップの先発5人 |
6th Man | 試合で使われるベンチメンバー |
1軍半 | ほとんど使われない選手/故障者登録 |
「主な成績」を見ると、先発5人がそれぞれ持ち味を出している事が分かります。Qは目立った数字を残していませんが、リバウンドで貢献しています(平均5.9本)。またサンズのスタイルにはQの運動能力は不可欠であり、Qの価値が薄れるものではありません。
開幕前に注目された先発ローテーションは、スモール・ラインナップを頑なに続けました。サイズの不利を運動能力でカバーするやり方で結果を出しています。但し、後ほど触れますが真の強豪チームに通用するかは未知であり、またスタミナを浪費するスタイルがシーズン通して続けられるかは、長いスパンで評価する必要があります。
ローテーションで着目するのは選手毎の出場時間です。ベンチメンバーでコンスタントに使われているのはKC、バルボッサ、ボスクール、ハンターのみであり、先発の依存度が非常に高い使い方です。先発に怪我が出ると大崩れする可能性を秘めています。
先発の依存度が高い原因は、先発とベンチの実力差が大きいことと、ベンチを中心にまわしてコンスタントに勝ち続けるだけのチーム力がないからです。先発5名のローテーションも成熟しつつあり、当初は低かったQのFG%もここ数試合は上がってきています。現在のチーム状況を踏まえると、ダントーニHCの起用法は最善策だと考えます。ナッシュ以外は若いメンバーであり、多少の無理はききます。ただ、アマレは気になっており、センター起用での負担で壊れてしまわないか心配です。
好調のMVPはナッシュです。マーブリー時代に「マリオン/アマレが本物になるには、真のポイント・ガードが必要」と言われていたのを具現化しています。「ナッシュのピンポイントパスからアマレ(もしくはマリオン)のダンク」というシーンがNBA.comのハイライト映像の常連になっています。
そして私が裏MVPとして推すのはJJです。得点もとれる、3ポイントも打てる、ディフェンスもできて、しかもポイント・ガードもできるJJの貢献は非常に大きいものがあります。セルティックスからトレードで来た時に「彼のような才能を手放すのが惜しい」とセルティックス言わせたのを思い出します。(ちなみにその時のトレード要員はロドニー・ロジャースとトニー・デレク。当時のサンズにとっては痛い放出だった)
JJはオフシーズンに制限付FAになっていまいます。今の活躍だと他チームから好オファーが来るのは間違いなく、シーズン後の動向が気になります。
さて、11月の好成績の理由として、対戦相手に恵まれていたことは否定できません。11月の対戦相手と12月の対戦相手の難易度を数値換算して見てみます。
■11月・12月の対戦相手難易度 (勝率とアウェイ係数により難易度のポイントを計算して平均する)
2004年11月
|
2004年12月
|
12月は平均難易度が11月の2割増しであり、12月は11月よりきつい対戦相手になっています。12月の勝率がサンズの地位を図るバロメータであり、特に28日のスパース戦(アウェイ)に注目しています。「バランスが良く、そつがないスパーズ」と「攻撃と若さで押しきっているサンズ」の対戦が今シーズンを占う1戦となることでしょう。
最後に田臥について触れます。残念ながら今のチーム状況・チーム戦略に田臥の入り込む余地はありません。仮にビックマンを減らして、田臥を出場者登録したところで使われる機会はほとんどないでしょう。しかし、誰かが怪我をした時には彼の力が必要となります。シーズンは始まったばかりですから焦る必要はありません。
試合結果(2004/11/30)
vs @ Utah W 115-102 12勝2敗
危険極まる
Arizona Republicの記事が「breakneck(危険極まる)」と表現するファーストブレークによりジャズを下し8連勝を飾りました。ファーストブレークは4秒から5秒で完結し、「マリオンがリバウンドを取ってからコート中央に達するより前に得点が決まってしまう」と報じられています。いわゆる秒殺ですね。この試合むちゃくちゃ見たいです(PAL形式対応のDVDプレイヤー買ってPontelか?)。
3Qまでは接戦でしたが、JJとQの3ポイントから始まった4Qの猛攻で突き放す展開です。アマレとマッチアップしたCarlos Boozerには27点とられましたが、4Qは無得点に抑えました。前戦の脳震盪が心配されたナッシュは「14アシスト、20得点、しかもターンノーバーはたった1つ」という成績、「完璧」です。
シーズン前に「サンズはプレイオフ圏外」と予測していた全米メディアもサンズを取り上げています。USA Todayはアマレが表紙、Sporting Newsはサンズが表紙、そしてSports Illustratedにはナッシュの記事が出ているそうです。洋書屋で見かけたら買ってしまうかもしれません。
フランチャイズ史上最高成績の11月が終わり、現時点でリーグ最高勝率。ダントーニHCのコーチ・オブ・ザ・マンス(月間最優秀コーチ)は決まりでしょう。
次戦はキャブス戦。大量リードを追いつかれた10日の試合のリベンジです。
雑感
今シーズンはディビジョン成績が気になる
NBA.comで見れる順位表はカンファレンス別とディビジョン別の2種類あります。去年まではカンファレンス別しか見ていませんでしたが、今シーズンはディビジョン別の順位表をチェックしています。ディビジョン別順位表をチェックするようになったのは、ボブキャッツの加入によるディビジョン再編成が理由です。
ここでプレイオフの出場条件を再整理します。出場条件は2種類あって「(1)ディビジョン首位チーム」と「(2)ディビジョン首位チーム以外からカンファレンス内で勝率が高い5チーム」になっています。また、プレイオフのシード順位もディビジョン首位チームが優先されており、第1シードから第3シードまではディビジョン首位チームの勝率で決まります。つまり、どんなに勝率が悪くてもディビジョン首位さえ確保すれば第3シード以内でプレイオフ出場が可能なのです。
たとえば、現在のイースト順位で言えば、アトランティク・ディビジョンの首位は7勝6敗のニックスです。勝率で単純にならべるとイースト6位になりますが、ディビジョン首位のためプレイオフの順位としては3位相当になるのです。
元々サンズはカンファレンスのトップ走るようなチームではなかったし、去年までの2ディビジョン制ではディビジョン首位なんて到底無理な状態でした。その結果、昨シーズンまでは「カンファレンス別順位表でサンズが8位以内に入っているか」が興味の対象であり、カンファレンス別順位表をチェックしていました。
今シーズンのディビジョン再編成でサンズはウェスタン・カンファレンスのパシフィック・ディビジョンに入りました。パシフィック・ディビジョンは「サンズ、キングス、クリッパーズ、レイカーズ、ウォーリアーズ」で構成されています。「数年前のような力強さが感じられないキングス」と「チーム解体により出直しのレーカーズ」が相手であればディビジョン首位も夢ではないとシーズン前に考えて、ディビジョン別順位表をチェックしています。
現時点ではキングスの猛烈な追い上げがあるもののディビジョン首位をキープしており、ウェストの第2シード相当にいます。なんとかこのままディビジョン首位をキープして「ディビジョン別順位表を気にする日々」が続いて欲しいものです。
動向(2004/11/29)
ノーマークだった自分に反省
NBA第4週のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークにマリオンが選ばれました。先週のアマレに続き、2週連続サンズからの選出です。先週のアマレは予想していたのですが、今週のマリオンはノーマークで反省しています。
スタッツは「25.7点、14.3リバウンド、2.0アシスト、1.67ブロック」で、該当週の3連勝の貢献しました。また、ここ4試合の3ポイント%は47.4%(9/19)で、しかも試合のいいとこで決めています。
マリオンの選手紹介のページを見ると分かりますが、22種類ものランキングに登場しており彼の多彩さが伺えます。プレイヤー・オブ・ザ・ウィークは4度目の選出で、最高額契約プレイヤーの面目躍如といったところでしょうか。
「NBAで最も過小評価されている選手の1人」であるマリオンがチームを支えてくれており、彼の活躍には本当に頭が下がります。
試合結果(2004/11/26)
vs New Orleans W 95-86 11勝2敗
そろそろ怪我も・・・
17日のアウェイ戦に続き、ホームでホーネッツに勝ちました。
この試合、ナッシュが2Qにひじがあたり脳震盪をおこして19分しか出ていません。大事にはいたらなかったそうで、次戦には出れると報じられています。ナッシュが不在になってからはJJがポイントガードを努めて7アシストです。対する第2PGのバルボッサは出場していません。捻挫から復活したかと思いきや、まだまだ完調ではない模様。
Qは「JJのポイントガード」と相性がよいらしく、21得点で2試合連続20点超えです。Q加入時には「QとJJがポジションがかぶるけど、どう使うんだ」と言われていましたが、そんな二人が相性がいいなんて皮肉っていうか、円満解決っていうか、面白いですね。
ビックマンの出場時間については、ボスクールが25分で、ハンターは3分。ハンターは右ひじに怪我を抱えているそうです。ボーが全然使われていません。「他チームの誘いを蹴ってサンズに来てくれたのに失礼では」と思ってしまいます。練習でチームにフィットしていないのか、力が落ちているのかは不明。メンフィスをバイアウトされたのも不可解でしたから、後者かもしれません。
ジャズ、キャブス、ウルブスとこれから3試合が正念場です。そろそろ怪我人が出てきているのと、最近失点が多いのが気になります。
追伸:ナッシュが脳震盪、バルボッサが捻挫ときて「田臥がロースター入りか!?」とも言われていますが、現時点(日本時間11/29 23時)では動きがありません。
試合結果(2004/11/24)
vs Milwaukee W 111-104 10勝2敗
17年連続でホームでのバックス戦を制し、6連勝達成です。
今日はQのシュートが入りました(20点、8リバウンド)。14投中7本きめて、そのうち3本はスリーポイントです。Qの活躍がアマレの不調(16点)を補う形になっています。先発5人は誰でも20点取れてしまう選手なので、日替わりで活躍してくれれば安定した成績を残せる状態です。
バルボッサが久々に20分以上出場しました(22分)。捻挫での欠場以来あまり長い時間出ていませんでしたが、これで完全復活と言っていいでしょう。数字も12点、3リバウンド、3アシストとまずまずの結果です。今日は仕事が休みだったのでリアルタイムでスタッツ見てましたが、途中までFG%が100%で絶好調だった模様。NBA.comのハイライトフィルムでもバルボッサのプレイは2つ使われていました。
バルボッサの出場時間が長かったおかげで、ナッシュの出場時間が31分に抑えられました。そのたった31分で12アシスト稼いでしまうナッシュは素晴らしいとしか言いようがありません。
動向(2004/11/22)
祝アマレ
予想どおり、第3週プレイヤー・オブ・ザ・ウィークがアマレに決まりました。ウェストの候補にはナッシュ、マリオンも名前を連ねており、好調のチーム状況を象徴しています。
試合結果(2004/11/22)
vs Chicago W 100-82 9勝2敗
開幕以来勝ち星がないブルズに勝ちました。今日の試合はホームでもあり余裕があったせいか、控え選手も全員出場しています。
Qが左ひじを怪我したようで、次戦のバックス戦に出られるか分かりません。ただ、故障者リスト直行のような大怪我ではないようです。Qはこの日もシュートの精彩を欠いており、ちょっと休んでリセットしたほうがいいかもしれません。
ソニックスやスパーズが最近負けているので、ウェスタン・カンファレンス1位になっています。今シーズンの快進撃の理由は複数ありますが、やはりナッシュ効果が大きく、JJもこう発言しています。
僕らは去年と同じスタイルで戦っているよ。でも、今はナッシュが毎日いるんだよね
TV中継情報 (放送時間は念のため各自ご確認ください。)
11月28日(日)0:10〜2:00 NHK衛星第一 「ホーネッツ×サンズ」
12月1日(水)23:15〜1:00 NHK衛星第一 「サンズ×ジャズ」
→ホーネッツ戦は別のカードに差し替え。
→ジャズ戦も別カードに・・・(11/29)
試合結果(2004/11/21)
vs @ L.A. Clippers W 122-111 8勝2敗
予想記事
Qの古巣への凱旋試合、ノーガードの打ち合いでクリッパーズに勝利しました。。FG%は「サンズ:53.7%、クリッパーズ:52.3%」でお互い入れ放題。勝利のポイントは3ポイント率(サンズ:57.9%、クリッパーズ:37.5%)とブロック数(サンズ:9本、クリッパーズ:2本)です。3ポイントでは6投中5本を決めたJJが貢献し、ブロックでは4本決めたマリオンが貢献しています。
現在リーグ得点王のアマレ、プレイヤー・オブ・ザ・ウィークの行方を占う上でこの試合のスタッツですが「33点、7リバウンド」でした。4試合連続30点以上はサンズにとって95-96シーズンのバークレー以来の出来事。明日はこんな記事が出るでしょう。
■予想記事
現地時間22日、NBAは第3週(11月15〜21日)の西カンファレンス、プレーヤー・オブ・ザ・ウィークに、フェニックス・サンズのアマレ・ストゥダマイヤーを選出した。
ストゥダマイヤーは1試合平均34.5得点、9.3リバウンドをマークするなど、サンズが該当週に4勝0敗の好成績を収める原動力となった。特に17日のシャーロット・ホーネッツ戦では自己キャリアハイの38得点をマークしている。
試合結果(2004/11/19)
vs L.A. Lakers W 107-102 7勝2敗
アマレのプレイヤー・オブ・ザ・ウィーク確定?
トリプル・ダブルの活躍を見せたKobeが率いるレイカーズを抑え3連勝です。この日も「アマレ祭り」が全開。33点、13リバウンドを挙げて、かつ4Q最後に試合を決する3ポイント・プレイを決めています。
「これでアマレのプレイヤー・オブ・ザ・ウィークは確定だろう」と思いましたが、ちゃんと調べたところNBA第3週は「11/15〜11/21」が対象となるため、21日のクリッパーズ戦も評価の対象となることが分かりました。(「日曜から土曜」だと思ってたら「月曜から日曜」が範囲だった)
そんな訳で、プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク確定は月曜(日本時間)までお預けです。
ナッシュは16アシスト。アシスト王への道を独走中。
動向(2004/11/18)
Arizona Republicにサンズのローテーションについての記事が出ています。
ダントーニHCは「シューターを少なくとも4人はコートに置きたい」と言っている。それは、シューターではないボー、ボスクール、ハンター、フローマンに与えられた席は1つしかないことを意味している。ましてやマリオンとアマレがビック・マンとしてコートにいるため、彼らに与えられた出場時間は少ない。
ハンターはプレシーズン初期は「チームの11人目の選手」だったが、今ではボスクールを抜いて、「ベンチスタートの最初のビック・マン」となっている。「彼は信頼がおけるプレイをしている」とダントーニHCは語っている。
この記事は数字が証明しています。ここまで8試合の控え組出場時間も見てみます。(多い順)
記事で名前が挙がった4名は出場時間・出場試合が少なく、コンスタントに使われているのはハンターとボスクールだけです。そろそろビックマンの評価について、ダントーニには結果が見えてきたところかもしれません。ところで記事ではランペの名前が挙がっていませんでしたが、ランペはシューターなのか??
試合結果(2004/11/17)
vs @ New Orleans W 95-84 6勝2敗
アマレがローポストでダンクを決めまくり、キャリア・ハイの38点を挙げて勝ちました。前戦のマブス戦でも34点とっており、現在平均得点はNBA3位です。次戦のレーカーズ戦でも30点以上とって勝てれば、プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク確実でしょう。
ホーネッツのフリースロー2本はNBAワースト記録タイ。サンズのパーソナル・ファールが少ないのはいいことです。
バルボッサは出場しませんでしたが、レーカーズ戦には出る模様。
試合結果(2004/11/16)
vs @ Dallas W 107-101 5勝2敗
敵地でダラスに競り勝ちました。ダントーニHCが「相手のセンターがダンピアー(実力派センター)でも、スモールラインナップでいく」と予告していたとおり、先発はBIG5(ナッシュ、JJ、Q、マリオン、アマレ)でした。
ダブル・ダブルの選手が4人という強烈な試合。ナッシュが「17点、18アシスト」、マリオンが「18点、14リバウンド」、Qが「18点、13リバウンド」、そしてアマレは「34点、18リバウンド」です。アマレの怪物ぶりはもちろんですが、Qの13リバウンドってサイズ(身長)を考えるとすごい事です。ちなみにナッシュは「10ターンノーバー」も含めると裏トリプル・ダブルになります。
割り引いて評価しなければいけないのは、マブスのダンピアーが1Qで負傷退場していることです。替わりにベンチから出てきたショーン・ブラッドリーではアマレを止められなかった模様。
先発が全員40分前後出ています。もともと決して厚くはないベンチ層ですが、「ボー:加入したばかり」、「ボスクール:インフルエンザ」、「バルボッサ:捻挫」とくると先発の負担が増えてしまう状況です。
ともかく、3連敗を避けてなおかつウエスト勢から勝利を挙げたことは嬉しい限り。直接対決の勝敗がプレイオフのシード順位を決めることもありえますから。
試合結果(2004/11/13)
vs Sacramento L 111-113 4勝2敗
最後の追い込みも届かず
4Qの最後に怒涛の追い上げでキングスに迫ったのですが、追いつけませんでした。シーズン最初のウエスト勢との対決は惜敗で終わりました。苦手かつ、ディビジョンのライバルであるキングスは叩いておきたかったところです。
Qのシュート・スランプが深刻です。この日はフィールドゴール7投して1本も決められませんでした。前のキャブス戦ではいい感じだったんだけど・・・・。リバウンドは1試合平均7本なんで、こっちでは貢献しています。
ボスクールが休んでいるのは、インフルエンザだそうです。
TV観戦記(2004/11/10 Cleveland戦)
ダントーニHCのコメントとおり、50分間出場し続けたナッシュは疲れきっていました。足がもつれて倒れたり、生涯成功率89%で得意であるフリースローを2本ともはずしたりしてて、見てられませんでした。もともと出場時間は長いものの、スタミナは無尽蔵じゃない選手なんで、うまく使っていかないとシーズン後半に失速します。ナッシュの使い方は課題です。
結果を知っており、なおかつ楽しくないことが分かっていた試合なので、半分居眠りしながら不真面目に見てしまいました。「スポーツは結果を知らずに見ないとつまらない」という基本を再認識した次第です。
試合結果(2004/11/10)
vs @ Cleveland L 109-114 OT 4勝1敗
最後に試合を任せるのは誰?
「TV中継でレブロン・ジェームスが見れるのが楽しみ」なんて書いた私が馬鹿でした。「レブロン・ジェームスのための試合」でキャブスに敗れ、今期の一敗目を喫しました。しかも4Qで19点差を追いつかれてオーバータイムで敗れる最悪の展開です。レブロンは4Qで17点を挙げました。TV中継ではレブロン・ジェームスが堪能できることでしょう(泣)
4Q最後に同点に追いつかれたのは残り3.6秒でのイルガスカスの3ポイント。彼にとってはキャリア4本目の3ポイント成功だそうです。イルガスカスが「レブロンのためにデザインしたプレイだったけど、時間がなくなったから打った」と語っているとおり、イルガスカスが3ポイントを決めるのは想定外で、これを決められたのは交通事故のようなもの。問題はそれ以前に4Qのレブロンを止められなかったことです。
スタッツを見るとアマレが不調でした。20得点はいいとして、「リバウンド:4本、ターンノーバー5つ」で、しまいには6ファールで4Q残り3分で退場してしまっています。スモールラインナップでアマレにセンターを任せるのは、イルガスカスのレベルのセンターになるとつらいことが分かりました。
興味深いのは、同点の4Q最後にシュートをはずしたのはJJだそうです。はずしたことは問題ではなく、「最後のプレイを任されたのがJJだったこと」に注目しています。これまでの試合は大差だったので「最後に試合を任せるのは誰?」という疑問の回答が見えていませんでした。JJのためにデザインされたプレイかどうかは見ないと分かりませんし、アマレが退場してなければ「アマレのプレイ」だったのかもしれません。
最後に「バルボッサが足首捻挫したので、ナッシュが50分プレイせざるえなかった」というダントーニHCのコメントが気になります。軽い捻挫だといいのですが・・・。万が一バルボッサが長期離脱となるとレイカーズ戦での田臥復帰もありえます。(故障者登録されると5試合は戻れないので最短の復帰はレーカーズ戦)
TV中継はまだ見てないので、見てまたコメントする予定です。
試合結果 & TV観戦記 (2004/11/9)
vs @ Chicago W 94-74 4勝0敗
連勝したものの
敵地でのシカゴ戦で開幕4連勝を飾りました。TV中継見ましたが、いまいちピリッとしない試合でした。スコアだけ見ると20点差の圧勝ですが、要所要所でターンノーバーを繰り返しており、爽快感がない試合だったのが残念です。ディフェンスは機能して、ブルズの1Qをわずか9点に抑えたのは見事です。でも、サンズが良かったというよりは、ブルズが悪かったという面が大きく、評価するのは難しいところ。
ウエストの無敗チームはジャズとサンズだけです。ただ、サンズの4勝は全てイーストの中位・下位レベルチームからであり、ウエストおよびイーストの強豪とは対戦していません。今後5試合で、キングス、マブス、レーカーズと対戦するので、この辺が試金石です。弱いチームから取りこぼさないことは大きく評価しています。
開幕3試合でQのフィールドゴール%が低いのが気になっていました。この試合も35%(5/14)でしたが、いいところで3ポイントを決めており、あまり心配する必要はないでしょう。
圧巻はJJで、4試合でのフィールドゴール%は53%、3ポイントはなんと55%の高確率です。アマレのような派手さがないので目立ちませんが、裏エースに君臨しています。(平均得点19.3点)
アマレは「26点、15リバウンド」、マリオンは「14点、13リバウンド」で、二人とも文句なし。
ボーは終盤に6分だけ試運転しました(3リバウンド)。数日前にチームに合流したばかりなので、少しずつ出場時間を増やしていくはずです。
選手分析
田臥の故障者登録の解説として、私の戦力分析を紹介します。
ポイント・ガード PG |
シューティング・ガード SG |
スモール・フォワード SF |
パワー・フォワード PF |
センター C |
||||
Steve Nash | ||||||||
Leandro Barbosa | ||||||||
Yuta Tabuse ※ | ||||||||
Joe Johnson | ||||||||
Casey Jacobsen | ||||||||
Quentin Richardson | ||||||||
Zarko Cabarkapa ※ | ||||||||
Shawn Marion | ||||||||
Maciej Lampe | ||||||||
Bo Outlaw | ||||||||
Steven Hunter | ||||||||
Amare Stoudemire | ||||||||
Jake Voskuhl | ||||||||
Jackson Vroman |
※:故障者登録(インジャリーリスト)
色の凡例
BIG5 | 絶対はずせない5人のスター |
6th Man | 実績があるベンチ入り確定選手 (ボーとボスクールは先発もあり) |
1軍半 | 解説を以下に示します |
1軍半の選手はサンズの懸案であるインサイドに4名います。この4名(チャバ、ランペ、ハンター、フローマン)については「誰が使い物になるか」を試行錯誤している状況です。ランペ、ハンター、フローマンについては試合(プレシーズン含む)で数字が残せており、これといったインパクトが残せなかったチャバが故障者登録されています。
ランペ、ハンター、フローマンの評価に決着がつくまでは、この試行錯誤状態が続くと思われます。インサイド不安という懸案に田臥が割を食ってる面がありますが、サンズにとっは最重要課題なので仕方がありません。逆に言うと、「田臥は試す必要はない(使えるのは分かっている)」と首脳陣が判断しているとも言えます。
確定情報(2004/11/8)
Welcome home!, Bo!
サンズはグリズリーズを解雇されてフリー・エージェントとなっていたBo Outlawと1年契約に合意しました。チームに合流して明日(現地時間9日)のブルズ戦から出場します。
ボーとの契約はベテラン最低保証契約(約100万ドル)です。ボーのようなロールプレイヤーをこの低金額で迎えることができるのは幸運以外のなにものでもありません。(ちなみにグリズリーズが買い取ったボーの契約は658万ドル)
開幕3試合で今年のチームが点を取れることはよく分かりました。でも強豪チームと渡り合うにはディフェンスの強化が必要で、ボーはディフェンスの強化に最適の人材です。「最後の1ピースを手に入れた」とまでは言いませんが、ボーの復帰でサンズの戦力がステップアップしたのは間違いのないところ。シーズンへの期待がさらに高まります。
その反面、ボーの加入で田臥は故障者登録(インジャリー・リスト)に行くことが決まりました。一度故障者登録されると5試合は出れません。田臥のベンチ復帰は最短で19日(現地時間)のレーカーズ戦になります。残念ですが、現状の戦力を客観的に見ると、首脳陣の選択は妥当なものです。これからはコンディションを整えて、練習でアピールしていくことになります。
もともと困難な道であることは分かっていたサンズ入団でした。開幕時に放出されませんでしたし、公式戦にも2試合使われましたから、チームが田臥の力を必要としているのは間違いありません。長いシーズン中に必ずチャンスはあります。
ナイキのHPで田臥のインタビューが見れます。好きな言葉は「自信」で、嫌いな言葉は「後悔」だそうです。そんな彼なら必ずやってくれるはず。田臥の挑戦はまだまだ続きます。
TV中継情報 (放送時間は念のため各自ご確認ください。)
11月10日(水)23:15〜1:00 NHK衛星第一 「サンズ×ブルズ」
11月12日(金)2:15〜4:10 テレビ東京 「サンズ×キャバリアーズ」
11月18日(木)0:10〜2:00 NHK衛星第一 「サンズ×マーベリックス」
11月19日(金)2:40〜4:25 テレビ東京 「サンズ×ホーネッツ」
12日(11日深夜)のキャブス戦を追加。実はレブロン・ジェームスってちゃんと見たことないんで、一石二鳥です。
18日と19日は両方とも中止になったようです。(11/12追記)
動向(2004/11/7)
ボーが復帰すると・・・
先日もお知らせしたBo Outlawの復帰の噂ですが、Arizona Republicの記事によるとほぼ確定のようです。チームには7日の夜に合流し、正式には8日の月曜に復帰するそうです。(日付はいずれも現地時間)
ボーの加入はチームのディフェンス力を確実に強化しますので大歓迎です。ただ、ボーが加入すると誰かが故障者リストへ行かなければなりません。故障者リスト行きの候補としては、田臥とハンターの名前が挙がっています。
ボーはインサイドの選手なので、「インサイドの選手の入れ替え」と見るとハンターですが、ハンターはネッツ戦で「17分、12点、5リバウンド、4ブロック」と結果を見せました。
田臥は微妙な立場です。ネッツ戦でのPGの出場時間を見ると、「ナッシュ:37分、バルボッサ:10分、田臥:3分」で、バルボッサの出場時間に十分に余裕があるからです。
試合結果(2004/11/6)
vs @ New Jersey W 112-80 3勝0敗
開幕3連勝は20年振り
敵地のネッツ戦でこれまた快勝です。東海岸遠征4連戦(フィラデルィア、ニュージャージー、シカゴ、クリーブランド)での2連勝で、なんと敵地での連勝は昨シーズンは1度もなかったらしい。先発は「ナッシュ、JJ、Q、マリオン、アマレ」のスモール・ラインナップでした。
田臥は4Qに3分間出場。3分で2アシスト、2リバウンドは大したものです。
TV中継情報 (放送時間は念のため各自ご確認ください。)
11月10日(水)23:15〜1:00 NHK衛星第一 「サンズ×ブルズ」
11月18日(木)0:10〜2:00 NHK衛星第一 「サンズ×マーベリックス」
11月19日(金)2:40〜4:25 テレビ東京 「サンズ×ホーネッツ」
試合結果(2004/11/5)
vs @ Philadelphia W 108-98 2勝0敗
アマレが「29点、10リバウンド」、マリオンが「24点、11リバウンド」を挙げて開幕2連勝です。今日は開幕戦と違い出場時間が偏りました。JJ、マリオンは40分を超えてますし、田臥、ランペ、ハンターは出場時間がもらえていません。
前半終了時点で19点リードし、このリードで何とか逃げ切ったゲーム。1Q終了時にJJがブザービーター3Pを決めています。
次戦のネッツ戦に勝てば開幕3連勝。開幕3連勝はここ20年で初めてのことになります。
噂話(2005/11/5)
Boが復帰?
Suns.comの記事によると、先週グリズリーズを解雇されたBo Outlawがサンズとの2度目の契約を検討中だそうです。ボーは01-02シーズンと02-03シーズンに在籍していました。そのプレイの熱さには定評があり、サンズ在籍時も貴重なインサイドプレイヤーとして活躍してた選手。高額年棒がネックでトレードで放出されました。
グリズに契約を買い取ってもらったので、懸案だった高額年棒も解消しました。去年のスタッツを確認しましたが、サンズ時代と変わらぬ数字を残しており、まだまだ使える33歳。個人的にも好きな選手で是非戻ってきて欲しいところ。仮に数字は残せなくても、ベンチに活気を与えて若手を教育できる面で必要な選手です。
動向(2004/11/3)
今シーズンはコットンに捧げる
開幕戦でユニホームの左肩に白い喪章がついているのに気がついた方もいると思います。これは7月に亡くなったCotton Fitzsimmons氏に対する喪章です。
そんなコットン氏ののサンズ殿堂入りが発表になりました。3月18日のウォーリアーズ戦のハーフタイムにセレモニーをやるそうです。誰よりもサンズを愛し、サンズの誰からも愛されたコットンに今シーズンは捧げます。(コットンの詳細は7月のニュースに記載)
動向(2004/11/3)
ひっそりと発表されましたが、Paul Shirleyが放出されました。これで故障者登録はチャバだけになります。
TV観戦記(2004/11/3 Atlanta戦)
至福の時を過ごす
ビデオに録画しておいたTV中継を見ました、幸せでした。新戦力加入で待ちに待ったシーズン初戦が見れただけでなく、生中継枠のノーカット版だったので、「国歌斉唱〜タイムアウト中の光景〜試合後の光景」までを全て堪能しました。私にとっては至福の時間でした。こんな時を過ごせたのも、田臥の加入と彼のたゆまぬ努力のおかげ。TVの田臥に向かって拝んでしまったのは本当です。
中継を見た感想等を徒然に書きます。
アメリカ・ウェスト・アリーナが改装されていました。床のペイントだけでなく、客席や電光掲示板を変えたそうです。
1Qの早いうちにナッシュとバルボッサが交代したのは意外でした。まだ点差は離れておらず、ナッシュとバルボッサを併用するチームの意図を感じました。ナッシュの年齢(30歳)やスタミナを考えると、プレイ時間は少ないほうがいいですし、去年先発で出ていたバルボッサのプライドも尊重できるいい起用法だと思いました。
アマレの存在感は抜群でした。オリンピックに呼ばれたものの冷遇されていたので心配していましたが、安心しました。
ハンターは加入時の評判どおり「アスレチックな選手」であることがよく分かりました。プレイ時間が少ないことから「運動能力は抜群だが・・・」系の選手だと首脳陣は考えているのでしょう。
ちなみに4Q開始前にコランジェロGM(父親のほう)が挨拶していたのは、NBA殿堂入りのセレモニーです。コレンジェロGMは長年のコーチ/GMでの活躍が認められ、今年NBAの殿堂入りを果たしています。NHKのアナウンサーは「シーズン開幕の挨拶」と説明していましたが、こんなマニアックな事を知ってるほうがおかしいので、アナウンサーの方が知らないのは仕方ないと思います。
最後に田臥です。まず私は彼に謝らなければなりません。正直言って9月の契約時は試合に出れるとは思っていませんでした。そんな風に思っていた彼と契約した事について懐疑的に考えていたのは事実です。「彼のスピードは素晴らしい」というダントニーHCのコメントを読んでも、日本の報道陣向けのリップサービスだと思っていました。
でも実際に試合に出た田臥を見て、「彼が本物であること」をようやく認識しました。ボールを持ってからのスピードに驚嘆し、彼のプレイスタイルがサンズに見事にフィットしているのがよく分かりました。地元のファンが声援を送るのも当然です。仮に彼が外国人じゃなくても地元で人気を得ていたでしょう。
私は「田臥ファン」ではなくて「サンズファン」なので、これからも「田臥のプレイ時間」より「サンズの勝利」を優先して考えます。ただ、「サンズの勝利」のために田臥が貢献できることが分かり、サンズファンとしてまた日本人として大変嬉しく思っています。
追伸: スポーツ新聞の1面にサンズのユニホームが載る日が来るとは思ってもみませんでした。
試合結果(2004/11/3)
vs Atlanta W 112-82 1勝0敗
理想の勝利 そして歴史が刻まれる
レギュラーシーズン開幕戦、ホームでアトランタと対戦し爆勝です。ここ6年間で開幕戦で勝利したのははじめてのこと。
先発は「ナッシュ、JJ、Q、マリオン、アマレ」のスモールラインナップ。ただ、先発が活躍しただけではなく、ベンチ入りした12名がそれぞれの役割をこなして「全員で飾った理想の勝利」でした。
全員が2桁の出場時間を得て、30分以上出場したのはアマレ(30分)だけです。先発メンバの負担が少ないことは長いシーズンにおいて大切です。また、期待していた控え選手がそれぞれ貢献しました。得点面ではKC10点、バルボッサ9点ですし、リバウンドではボスクール10本、ランペ7本、フローマン5本とみんな持ち味を見せてくれました。(ハンターは4点、1リバウンドですがFGは100%)
そして今日、歴史が刻まれました。「日本人初のNBA契約選手」、「日本人初の出場者登録選手」を経て、「日本人初のNBA出場選手」の誕生です。田臥の成績は「10分、7点、1アシスト」。得点の内訳はフリースロー4本と3ポイントシュート1本でした(フィールドゴールは3本中1本成功)。
録画したテレビ中継はこれから見て、歴史を確認します!!
開幕前夜
さて、いよいよ04−05シーズンが開幕します。
今シーズンのラインナップは、去年の主力選手はそのまま残した上に、ナッシュ、Qを加えたものです。「よくなる一方の変化」にプレシーズン前から期待は大きいものがありました。そんな期待の中で迎えたプレシーズン、サンズは7勝1敗の好成績で走り抜けました。
「所詮プレシーズンだから、あてにならないよ。でも、いい線いっちゃうんじゃないの」というのが今の心境です。強豪チームにどこまで通用するかは分かりません。でも弱小チームからは確実に勝ちを収める力強さが今のチームには感じられます。
ここで私の今シーズンの予想を発表します。
かなり妄想が入ってる予想ですが、まんざら悪くないと自負しています。
3シーズン前にネッツがファイナルに行った時、シーズン前にそれを予想した人がいたでしょうか? 今年のサンズはそんなチームです。
TV中継情報 (放送時間は念のため各自ご確認ください。)
初戦のホークス戦はBS1でも放送が決まりました。あと4戦目のシカゴ戦(アウェイ)の放送も決まっています。1週間でサンズ戦が2回も見られるなんで幸せです。
開幕ロースターを見て
速報でお知らせしたとおり、開幕ロースターが発表となり田臥が出場者登録されました。
出場者登録 (アクティブ・リスト) |
JJ、ナッシュ、マリオン、アマレ、Q、ボスクール、 バルボッサ、KC、ランペ、フローマン、ハンター、田臥 |
故障者登録 (インジャリー・リスト) |
チャバ、シャーリー |
私のインジャリー予想はシャーリー&ハンターでしたが、ハンターではなくてチャバが落ちました。チャバがプレシーズンで精彩を欠いたのは事実なんでしかたありません。「チーム唯一の7フッター」としてのハンターの活躍に期待します。
田臥についてはリスペクトしまくりです。よくぞここまでたどり着いたと思っています。ただ、彼の目標は「出場者登録されること」じゃなくて、「NBAで生き残ること」なので、まだまだ彼の挑戦は続きます。9月にサンズと契約した時も「スタートラインに立っただけ」と語っており、今回の出場者登録も彼にとっては「スタートラインに立っただけ」なのでしょう。でも、スタートラインの高さをどんどんあげていくのは本当に尊敬します。
現状、田臥に出番が回ってくるパターンは3通りと予想されます。
初戦のアトランタは強くありません(プレシーズン1勝7敗)。また会場もホームなので大差がつくことは大いに考えられ、パターン1、2だけじゃなくてパターン3もありえます。「日本人初のNBA出場選手」は目の前に来ています。
速報(日本時間 11/2AM)
開幕ロースターが発表され、田臥の出場選手登録が確定しました。(詳細は別途報告します)