Suns News サンズ最新情報
(2005年2月)
サンズの情報や噂話を掲載します。
※日付は特に明記がなければ現地時間です
※英語力には自信がないので、誤訳/ニュアンス違いはごめんなさい。
※リンクしたページはリンク先の都合で削除されている場合があります。
※選手名の略称はこちらで説明してます。
2月総評(2005/2/28記)
■ディフェンス崩壊
2/1 | @ Memphis | Lose |
2/2 | @ Minnesota | Win |
2/5 | vs. New York | Win |
2/8 | @ Sacramento | Win |
2/11 | vs. Seattle | Lose |
2/13 | @ Golden State | Win |
2/14 | vs. Utah | Win |
2/17 | vs. Dallas | Lose |
2/23 | vs. L.A. Clippers | Win |
2/26 | @ Dallas | Win |
2/27 | vs. Boston | Lose |
2月は7勝4敗(勝率64%)で終わりました。スパーズも6勝3敗(勝率67%)でいまいちだったおかげで首位戦線に残っています。
1月の6敗は「ナッシュの欠場」という大義名分があったのに対して、2月はなんとなく負け数が増えました。
負けの理由はディフェンスの崩壊にあります。2月の平均失点はなんと111点。平均得点の114点に3点差まで迫られました。シーズン通算平均の103失点はリーグ最低です。
■プレイオフに向けて
レギュラー・シーズンは残り25試合、プレイオフ出場はほぼ確保できています。そのため、なにを考える時にでも「プレイオフを考慮すると」という枕詞がつくようになりました。
プレイオフを考慮してのハイライトは、8日のキングス戦と26日のマブス戦です。
キングス戦では苦手としていたアルコアリーナでの連敗を止めました。マブス戦はナッシュ不在のなかでアウェイで競り勝ちました。両方ともプレイオフで対戦する可能性が高いチームであり、不利な状況で勝てた事は財産になります。逆にホームでソニックスとマブスに負けたのはいただけません。(ウエスト上位にはなぜかホームで勝てない)
移籍市場でもプレイオフを見据えて動いています。8日にマッカーティーを獲得したのは、マリオンの出場時間を減らして怪我と疲労から守るためです。
いまだに先発5人への依存は高いものの、バルボッサ、ジムジャク、ハンター、マッカーティーの4人は積極的に起用されています。月末にはナッシュ抜きで2勝を挙げ、選手層の進歩を証明しました。
トレードのデットラインも過ぎメンバーは固まりました。残りの2ヶ月間の課題は3つあります。
(1) ベンチも含めたチームの完成度を高めること(特にディフェンスの復活)
(2) 怪我を癒やすことと、プレイオフに向けたスタミナの温存
(3) 高勝率でのホームコートアドバンテージの確保
(1)&(2)と(3)は相反する面もあるので、ダントーニHCの悩みは続きます。強いて選ぶとすると(2)が一番大切です。やっぱり体が資本ですし、うちのチームカラーから言って、面子さえ揃えばプレイオフは勢いで持っていけるかもしれないからです。
去年の今ごろは、「すでに終わっていた」ので、プレイオフを考えるのが許される今年は幸せです。
動向(2005/2/27)
ペイトン、それは「最後の1枚」
ゲイリー・ペイトンを獲得を狙っているとの噂が出ています。
ホークスはペイトンの契約を買い取ることに応じたらしく、火曜(3/1)にペイトンは自由の身になります。ペイトンに興味を持っているチームとして、サンズ、ヒートの名前が挙がっているのです。
「ナッシュの控えPG獲得を」という声は前から挙がっていました。ディフェンスの鬼であるペイトンは喉から手がでるほど欲しいタイプです。
もしペイトンが「ナッシュの控え」という立場を受け入れて加入してくれたら、プレイオフへの視野がさらに明るくなります。去年の「ラシード・ウォレスのピストンズ加入」のように、サンズにとっての「足りなかったパズルの最後の1枚」となるはずです。
ペイトンはファイナルを狙えるチームを選ぶはず。サンズとヒートを比べた時に「慣れ親しんだウエスト・スタイルのサンズ」を選ぶか、「ファイナルへの道のりが楽なイーストのヒート」を選ぶのかは微妙です。
試合結果(2005/2/27)
vs Boston L 113-120 OT 43勝14敗
怪我のナッシュを出さずに3連勝を狙いましたが、オーバータイムのすえにセルティックスに敗れました。
4Q残り8分でアマレがファールアウトしたのが響きました。ボストンに復帰したウォーカーにずいぶんやられています。
大きな勝利を挙げた次の試合で負けるパターンが続いています。
1/11:東西最高勝率対決でヒートに勝利 → 1/12:ジャズに破れ6連敗が始まる
2/8 :キングス本拠地での連敗を8でストップ → 2/11:ソニックスに敗退(ホーム)
2/26:ナッシュ不在で、アウェイのマブスに勝利 → 2/27:セルティックスに敗退(ホーム)
動向(2005/2/26)
ここでプレイオフでのライバルとなる、ウエスト上位4チームとの対戦成績を見てみます。
(チーム名の後ろの数字は勝率、「H」はホームゲームで「A」はアウェイ)
12/28 A | 1/21 H | 3/9 H | |
San Antonio (.764) | × | × |
スパーズにはまだ未勝利です。今シーズン1勝もできていないのはスパーズとピストンズだけで、2敗しているのはスパーズとグリズのみです。スパーズへの苦手意識をなくすために、3/9は絶対に勝つ必要があります。
12/17 A | 2/11 H | 3/6 A | |
Seattle (.717) | ○ | × |
ソニックスは12/17に劇的勝利を飾ったものの、2/11は気の抜けたプレイで落としています。
11/16 A | 2/17 H | 2/26 A | |
Dallas (.685) | ○ | × | ○ |
マブス相手には勝ち越しで終わりました。しかも2勝はどちらもアウェイです。
11/13 H | 2/8 A | 4/16 H | 4/20 A | |
Sacramento (.625) | × | ○ |
ディビジョン首位を争うキングスとは2試合残っており、両方ともシーズン終盤です。
試合結果(2005/2/26)
vs @ Dallas W 124-123 43勝13敗
3拍子揃った勝利
好調のマーベリックスとアウェイで対戦し、マブスの連勝を6で止めました。しかも「ナッシュ抜き」での快挙です。
6点差で離されていたのを、残り1分から7点連取で逆転。マブス最後の攻撃となったノビツキーのレイアップを、マリオンがブロックで止めて試合終了です。
「マリオンのブロックがファールじゃないか」とキューバーンが騒ぎましたが、マリオンはノビに触れていません。NBA.comのハイライト映像で見ましたが絶妙にボールにだけ触っています。クラッチタイムなので審判もビデオ確認しており間違いありません。
「相手」、「場所」、「試合展開」の3拍子そろったこの勝利を、ナッシュ抜きで成し遂げたことはチームの大きな自信になります。
バルボッサのアシストは前戦の2個から6個に増えました。ナッシュの穴を全員で埋めています。
動向(2005/2/24)
アシスタントコーチのMarc Iavaroni と Phil Weber の2人との契約を2年間延長しました。
これでアシスタントコーチ3人(あと1人はAlvin Gentry)とダントーニHCが06-07シーズンまで契約することになりました。
試合結果(2005/2/23)
vs L.A. Clippers W 118-101 42勝13敗
ナッシュ抜きでの初勝利
ハムストリングの違和感でナッシュが欠場し、バルボッサが先発しましたが、バランスの良いスタッツで勝利しました。
ナッシュ抜きでの勝利は初めてで、「ナッシュがいないと勝てない」という呪縛から解き離れました。相手が不調のクリッパーズとはいえ、ナッシュ不在で試合が成り立ったことを高く評価します。
バルボッサは「36分、22点、6リバウンド、2アシスト」。今シーズンは怪我や病気で思うようにプレイできてなかった彼にとって、この試合は格別だったようで「キャリアで最高の試合だった」とのコメントを残しています。
繊細なバルボッサになんとか自信をつけようと、周りがはげましている様子が記事を見ると良く分かります。バルボッサが自信をもって気持ちよくプレイしてくれることが、プレイオフに向けて大切です。
動向(2005/2/23)
後半戦展望
Arizona Republicの記事より抜粋します。
・サンズの残り試合は28試合で、そのうち16試合がホームゲーム
・3勝5敗で負け越しているウエスト上位(スパーズ、ソニックス、マブス、キングス)との対戦は5試合しか残っていない。(ちなみにこれまでホームでは0勝4敗)
・トレード期限が迫っているが、「タイトル獲得に向けて足りない選手はない」とダントーニHCは言った。
最後に、残り28試合について聞かれたアマレの返答で締めます。
「俺たちは28試合と、その先の16試合を見ている」
動向(2005/2/22)
サンズのGMであるブライアン・コランジェロ(コランジェロ親子の息子のほう)のロング・インタビューがオールスター前に行われました。いろいろ興味深い内容があったので一部紹介します。(2/16付けのSUNS.com記事より)
コランジェロ曰く、最近の試合で速攻(ファースト・ブレーク)があまり見れないのはディフェンスのせいだそうです。サンズの速攻はディフェンスから始まります。ディフェンスの悪さはダントーニHCも問題視していて、ダントーニは「オースルター休みの週末にどうするか考えるよ」と言ったそうです。
2/14のジャズ戦の記事でも書いたとおり、この試合では「128点もとられて、ファーストブレークがたった6点」でした。この数字がコランジェロの発言を裏付けています。
ダントーニに考える時間が確保でき、オールスターのHCに選ばれなくて正解でした。実りある週末だったことを祈ります。(家族でラスベガスにスタート・レックのアトラクションを見に行ったらしい)
動向(2005/2/21)
オールスターの記事でもちょこっと書いたナッシュの怪我について続報です。
日曜(オールスターゲームの日)に語ったところによると、左足のハムストリングがここ3,4試合調子が悪く、1月の左ももの怪我によるものとのこと。プレイオフ中なら一時も休めないが、今は無理して故障者リスト行きになるのは避けたいと考えている。「幸いにも欠場する必要はないが、怪我の具合は要注意」と本人は語った。
バンクーバーから理学療法士をフェニックスに呼んで、治療を手伝ってもらうことになっている。
ここしばらくはホームゲームが多いのが救いです。(8試合中、6試合がホームゲーム)
雑感(2005/2/21)
他の人から見たらそう見えるんだろうな
オールスター・ウィークエンドを見て思ったこと2題
ダンク・コンテストに出場したホーネッツの2選手を見てこう思った、「黄色のユニホームって変だよね」。
サンズのオレンジ色も他の人から見たらそう見えるんだろうな。
オールスター・ゲームでイルガスカスが選手紹介された時こう思った、「あ、こんな選手出てたんだ」。
実績は申し分ないものの、華がない選手なんで気にとめていませんでした。マリオンも他の人から見たらそう見えるんだろうな。
オールスター・サンデー(2005/2/20)
WEST 115 - 125 EAST
オールスターはイーストの勝利に終わりました。ポポビッチの「勝ちにいかない選手起用」にフラストレーションをためた試合です。
時間 | 得点 | リバウンド | アシスト | |
ナッシュ | 17 | 2 | 0 | 6 |
マリオン | 16 | 10 | 3 | 4 |
アマレ | 20 | 6 | 9 | 2 |
3人ともそこそこ活躍しました。昨日の活躍がすご過ぎて物足りなさを感じますが、サンズの3名はMVPを獲るようなタイプではないのでこんなもんでしょう。マリオン、アマレはそれぞれダンクで見せ場がありました。
さて、お祭りはこれで終わって後半戦が始まります。後半戦の初戦は23日にホームでのクリッパーズ戦です。
オールスター・サタデー(2005/2/19)
デンバーの町をオレンジ色で染めた日
先発5人が全員出場したオールスター・サタデー、全ての競技でサンズのユニホーム(3rdのオレンジ色)が躍動しました。
■シューティング・スター
マリオン&ダン・マーリー&Diana Taurasi(Phoenix Mercury):優勝
マーリーにとって95年以来となるオースルター・ウィークエンド、2位のデンバーに大差をつけて圧勝です。最後のセンター・サークルからの長距離シュートを決めたのはマーリー。勝負強さは今でも健在です。この競技はメンバーが発表された時点でいけると思っていましたが、サンズにとって幸先のよい出足となりました。
■スキル・チャレンジ
ナッシュ:優勝
これも2位のボイキンスに大差をつけて圧勝しました。ボイキンスがバウンドパスと3ポイントでミスを繰り返したのに対し、ナッシュはチェストパスで1本ミスしたのみ。ナッシュは落ち着いていました。こういう東京フレンドパークのようなバタバタした種目には、場慣れによる落ち着きが必要なのでしょう。ただ、ナッシュのコメントが気になります。3週間前からハムストリングが調子悪いため、この競技のための練習はできなかったそうです。明日のオールスターでも出場時間は制限する模様。
■3ポイント・コンテスト
Q:優勝、 JJ:5位
Qが「お祭り男」の本領を発揮して優勝です。決勝ラウンドで序盤ははずしまくり危ぶまれましたが、最後の9本を連続して決めて1点差で勝利です。
ここぞという時の集中力はさすが。一旦ピンチになってから土壇場(最後の9本)で決めてしまうのが、「お祭り男」ならではの演出です。プレイオフでもこの演出を期待します。
JJは残念でした。JJは「月見草タイプ」なのでこういうイベントは向いてないですね。でも月見草の美しさは私たちが良く知っています。
■ダンク・コンテスト
アマレ:2位
期待はしていたものの、前からアマレはダンクコンテストには向いてないと思っていました。アマレのダンクの凄さは試合の流れの中で見せる豪快さにあり、テクニックを披露するコンテスト向きのタイプではないからです。その懸念を「ナッシュとのコンビネーション」で吹き飛ばしてくれました。「ボードに当てて跳ね返ったボールをナッシュがヘディングして、それをアマレが360度ターンでアリー・ウープ」という荒業です。しびれた!、しびれました!!
ダンクを決めるアマレも凄いんですが、ヘディングにも関わらず絶妙な場所にアシストするナッシュが凄かった。現地のアナウンサーも「ナッシュ MVP!、ナッシュ MVP!」と連呼しています。
優勝はジョシュ・スミスに譲りましたが、スミスのダンクは凄かったので納得です。ダンク・コンテストがこれ程盛り上がったのは、フランシス、T-MACと争ってビンス・カーターが優勝した2000年以来だと思います。2位の座をアマレ個人だけではなくナッシュとのチームワークで獲得したことが嬉しいです。
試合結果(2005/2/17)
vs Dallas L 113-119 41勝13敗
J.HowardとM.Finleyにやられて絶好調のマーベリックスに敗れました。マーベリックスはアウェイ5連戦の最中にも関わらず、キングス、ソニックス、サンズと上位チームから勝利を挙げており好調です。
ここ2試合、下位チーム相手にピリッとしない試合をしており、「ダラス相手だとやばいかも」という懸念が的中しました。今月は月末にもう1度マーベリックスと当たるので、それまでに修正して欲しいです。
なにはともあれ、これでオールスター休みでひと区切りです。11月、12月のような勢いはないものの、75.9%という勝率は大きく評価できます。プレイオフ進出は確実なので、後半戦はホームコート・アドバンテージを確保するための争いが続きます。
試合結果(2005/2/14)
vs Utah W 136-128 41勝12敗
満身創痍
ジャズに4Qで40点もとられ迫られましたが、リーグ1の攻撃力でねじ伏せました。136得点はNBAのシーズン・ハイです。
けが人/病人が増えています。
ジムジャク :左足ねんざ (この試合欠場)
ハンター :右手中指脱臼 (前戦から欠場)
Q :ウィルス性腹痛 (欠場はなし)
アマレ :首と背中の痛み (欠場はなし)
いずれも長引きそうではなく、またオールスター休みで試合が空くので助かります。
アマレは痛みをかかえつつも、前戦のスランプ(たった9得点)を振り払い42点を挙げました。
Qも3ポイント確率50%(7/14)で勝利に貢献しています。Qの放ったシュートは合計15本、つまり3ポイントレンジ以外からは1本しか打っていません。(ちなみに成功した7本は全て3ポイント)
ファーストブレークがたった6点でした。ファーストブレークが少ないのは「サンズ本来のペース」でやれなかった事を示しているので、この点は多少気になります。
ブーザー、キリレンコを途中退場で失ったジャズ相手に苦労したのは、誉められたものではありません。でも、負けなかったことが大切です。
動向(2005/2/14)
その1
第15週(7日〜13日)のプレイヤー・オブ・ザ・ウィーク(週間最優秀選手)にナッシュが選ばれました。該当週の成績は2勝1敗で、14.3アシスト、26点、、FG 50%。
ナッシュにとっては今シーズン2度目の受賞。アマレ、マリオンも2度ずつ受賞しており、今シーズンのサンズにとっては6度目になります。第8週(12/20〜26)にナッシュが受賞して以来久しぶりです。
その2
オールスターのイベントである、シューティング・スターにマリオンが出場することになりました。これはNBA現役選手、WNBA現役選手、NBA引退選手の3名がチームを組み、チーム対抗で戦うイベントです。
サンズからの出場は、マリオン(NBA現役)とダン・マーリー(NBA引退)、Diana Taurasi (WNBA現役:フェニックス・マーキュリー所属)の3名です。マーリーはもちろん、Taurasiも昨シーズンのルーキー・オブ・ザ・イヤーを獲得した選手であり期待できます。
再度、オールスター・ウィークエンドの出場選手を整理しました。楽しんでリフレッシュしてくれればと思います。
2005/2/19
■スキル・チャレンジ
ナッシュ
■シューティング・スター
マリオン
■3ポイント・コンテスト
JJ(初)、Q(初)
■ダンク・コンテスト
アマレ(2度目)
2005/2/20
■オールスター・ゲーム
ナッシュ(3度目)、マリオン(2度目)、アマレ(初)
試合結果(2005/2/13)
vs @ Golden State W 106-102 OT 40勝12敗
雑な試合、でも緩急のバランスは難しい
最大17点離したのにも関わらず、リーグ最低攻撃力のウォーリアーズに追いつかれ、オーバータイムでなんとか勝ちました。
苦労した原因は、ナッシュとアマレの不調です。アマレはたった9得点でしたし、ナッシュはターンノーバーを7つも数えました。
雑な試合をしてしまったのだと思っています。仕事でもそうですが、10個の作業があった時に、10個ともトップギアではやれません。「全勢力を傾ける仕事」と「手を抜く仕事」の緩急をつけて臨むことになります。下位チームのウォーリアーズとの対戦は「手を抜く仕事」になるのは当然で、問題は雑に手をぬいて本来の目的(この場合は勝利)を逃しそうになったことです。
緩急のバランスをつけるのが難しいの仕事でも感じています。「雑な試合して負けそうになった」という反省を今後につなげてもらえればと思います。
試合結果(2005/2/11)
vs Seattle L 105-113 39勝12敗
素朴なコメント
レイ・アレンが4Qに爆発し、ホームでソニックスに敗れました。
3QまではJJがレイ・アレンをよく抑えていましたが、4Qにレイ・アレンに火がついたら止まりません。4Qだけで14点もとられました。やっぱりソニックス強いですね。伊達にディビジョン首位を独走しているチームではありません。
注目のマッカーティが初出場です。10分間の出場で3点とっています。4Qの勝負どころでも出場しており、コーチの信頼も高いようです。まだサンズのシステムについていけないようで、「セルティックスより全然早いよ」という素朴なコメントを残しています。加入したばかりなので仕方ないです。
試合結果&TV観戦記(2005/2/8)
vs @ Sacramento W 125-123 39勝11敗
今シーズンで最も価値がある勝利
大きい!、これは大きい!。パシフィック・ディビジョン2位であるキングスとの直接対決。僅差の勝利をものにして、ゲーム差を6に広げました。
場所はキングスの本拠地「魔境アルコ・アリーナ」。この会場での相性は最悪で8連敗中でした。このままアルコ・アリーナに苦手意識をもったままだとプレイオフで苦しくなります。キングスと対戦した時にアウェイでの勝ち星を計算できなくなるからです。「アルコの呪い」をたち切った今日の勝利は、今シーズンで最も価値がある勝利かもしれません。
両チームとも120点以上を挙げた乱打戦です。どこからでも点を取ってくるキングスには脅威を覚え、サンズと対戦する相手チームの気持ちがよく分かりました。
一時は16点差まで離され完全にキングスペースだったので、「やっぱアルコは駄目か・・・」と気持ちが切れかかりました。でも、速攻が機能していなかったのを、ナッシュの個人技(連続得点)で打開し、そのうち速攻も決まるようになりました。
残り90秒で逆転し、残り8秒からのキングスの攻撃で、ミラーのシュートをアマレがブロックしたところでゲームセット。この瞬間に朝っぱらから声を出さずに狂喜乱舞です。(早起きビデオ観戦で家族は寝ていたので叫べなかった)
ちなみにこのブロック・ショットが「ゴールテンディングではないか?」と場内が騒然になりました。ハイライトフィルムで再度確認しましたが、ゴールテンディングではありません。ゴールテンディングに見えたのは、ミラーがジャンプしてから、1テンポ遅れてアマレがジャンプしたからです。普通でしたらゴールテンディングになるタイミングでジャンプしたのにも関わらず、ゴールテンディングにならなかったのは「アマレのジャンプがあまりに早いから」です。
Qのスリーポイントがもうちょい入っていれば楽な展開だったのですが、Qは土壇場で大事なシュートを2本決めてくれたので良しとします。好不調の波が激しいものの、ここ1番での集中力がQの強みです。
こんないい試合を中継してくれたNHKに感謝します。
動向(2005/2/8:その1)
噂されていたトレードが実現しました。
セルティックス→サンズ :Walter McCarty+現金
サンズ→セルティックス :2005年ドラフト2順指名権(制限付)
放出したドラフト権は1月3日のチャバの放出でウォーリアーズから得ていたものです。
McCartyは9年目のベテラン。マリオンの控えとしての「シュートが打てるビックマン」の役割を期待されています。噂に挙がった時点から本人はサンズへの移籍を希望しており、相思相愛のトレードです。
1月21日のジム・ジャクソン獲得に続き、プレイオフに向けたベンチの補強が着々と進んでいます。
動向(2005/2/8:その2)
オールスターの出場選手が発表され、コーチ推薦でナッシュ、マリオン、アマレが選ばれました。サンズから3人出場するのは、1981年 (Walter Davis, Truck Robinson, Dennis Johnson) に続き2度目です。
これで、先発5人は全員デンバー行きとなりました。放送がいまから楽しみです。
■オールスター・ゲーム
ナッシュ(3度目)、マリオン(2度目)、アマレ(初)
■ダンク・コンテスト
アマレ(2度目)
■3ポイント・コンテスト
JJ(初)、Q(初)
動向(2005/2/7)
デンバーに集結
オールスター・ウィークエンドの3ポイント・コンテストにQとJJが選ばれました。出るからには優勝を狙って欲しいです。サンズの身内には歴代のコンテスト優勝者(スティーブ・カーとホーナセック)がいるので、いいアドバイスをもらえることでしょう。
アマレは既にダンク・コンテストに選ばれており、また、ナッシュ、アマレはオールスター・ゲームに選出されることが確実視されています。
マリオンのオールスター・ゲーム選出が微妙です。活躍度合いでみれば文句なしですが、「同じチームから3名もコーチ推薦されるか」という点で微妙な立場となっています。過去のオールスター・ゲームでは98年にレイカーズからシャック、コービー、EJ、ニック・バン・エクセルの4名が出場したことがあります。ただし、その時との違いは、おそらくシャック、コービーはファン投票選出であることです。
マリオンも選ばれた場合、「先発5人が全員デンバーに呼ばれる」という快挙になります。(デンバーは今年のオールスター開催地)
訂正(2/10):98年のレイカーズからの出場は4名だったので修正します。
試合結果(2005/2/5)
vs New York W 114-106 38勝11敗
「ロード連戦明けでちょっとプレイが雑になってしまってた」とマリオンが語ったニックス戦。3Qまで接戦でしたが、4Qに立て直して勝ちました。
トピックとしてはバルボッサの復帰が挙げられます。バルボッサは「12分、8点、1リバウンド」でした。バルボッサが戻ったことでフルメンバーです。この虎の子の11人で残りの33試合を戦っていきます。怖いのは怪我とスパーズだけです。
動向(2005/2/4)
アマレがオールスター・ウィークエンドのダンクコンテストに出ることが決まりました。アマレにとっては、ルーキーだった2003年に続いて2回目の出場です。
今月号のDunk Shoot(19ページ)にアマレのインタビューが載っています。高卒でNBA入りした時点で、唯一自信をもっていたのはダンクだったそうです。前回のダンクコンテスト(2度目の試技を失敗して、決勝ラウンド進出ならず)は本人にとって大変不本意だった模様。
出場者の発表はまだのようですが、おそらくレブロンやウェイド、ジノビリなどと戦うことになります。体格を生かしたモンスター・ダンクでの勝利を期待します。
動向(2005/2/4)
1月18日の練習中の怪我で戦列を離れていたバルボッサを出場者登録に戻しました。これでナッシュとJJの負担を減らすことができます。
それに伴い、10日間契約(2回)で在籍していてたSmush Parkerを解雇しています。パーカーの成績は「5試合、6.8分、3.0点」です。予想されていたこととはいえ厳しい世界です。
訂正
1月27日の記事で紹介した、オールスターのヘッドコーチ選出方法に誤りがあったので訂正します。
誤:2月1日時点の最高勝率チームのコーチ
正:2月6日時点の最高勝率チームのコーチ
ウエストの最高勝率争いは2月2日時点で、「スパーズ(37勝10敗)、サンズ(37勝11敗)」でした。
スパーズがレイカーズ戦に負けて、サンズが5日のニックス戦に勝てばサンズのダントーニHCが選ばれる可能性もありました。ですが、スパーズがレイカーズに勝ったため、ウエストはポポビッチHC(スパーズ)に決まりました。
試合結果(2005/2/2)
vs @ Minnesota W 108-79 37勝11敗
これで帰宅
最後の力を振り絞ってウルブスに快勝し、シーズン最長のロード6連戦を終えました。
「マリオン&アマレ」対「KG&オロカン」となったインサイド対決で圧倒しています。インサイド得点は「サンズ:46点、ウルブス:26点」でインサイドを完全に支配しました。
3ポイント成功率も「サンズ:41%、ウルブス:14%」で、インサイドだけでなく制空権も支配した試合です。ハドソンとホイバーグの3ポイントを抑えたことが、ウルブスに勢いを与えなかった要因の一つでしょう。
KG(ガーネット)の不調もサンズに味方しました。KGの12得点はシーズン最低です。1QにハンターのひじがKGにあたったのも影響があったのかもしれません。
「シーズン最大の難関」とダントーニHCが称したロード6連戦を5勝1敗で終えることができました。これでようやくアリゾナに帰り、自分の枕で寝ることができますし、次の試合(5日のニックス戦)までも中2日空いています。遠征お疲れ様でした。
試合結果(2005/2/1)
vs @ Memphis L 97-108 36勝11敗
疲れピーク
主力4選手(Pau Gasol, James Posey, Earl Watson, Bonzi Wells)を欠いていたグリグリーズに敗れ、連勝は5でストップです。
4Qの残り時間3:05、7点ビハインドの状況でにナッシュがテクニカルファール(2回)で退場しています。ただ試合の流れはグリズリーズがつかんでいたようなので、仮にナッシュが退場していなくても勝つのはきつかったでしょう。このテクニカルファールの判定については、審判にも問題があったようで物議をかもしています。
ロード6連戦の5戦目であり疲れもピークに達しています。この負けはあんまり気にしていません。