Suns News サンズ最新情報
(2006年1月〜3月)

サンズの情報や噂話を掲載します。
 ※日付は特に明記がなければ現地時間で
 ※英語力には自信がないので、誤訳/ニュアンス違いはごめんなさい。
 ※リンクしたページはリンク先の都合で削除されている場合があります。
 ※選手名の略称はこちらで説明してます。

【HOME】


2006/3/30 @ Indiana W 114-104 48勝23敗
2006/3/31 @ Toronto W 140-126 49勝23敗

失点は相変わらず多いが2連勝。パシフィック・ディビジョン優勝のマジックは「5」まで減った。(サンズは残り10試合、クリッパーズは残り11試合)

それにしたって、トロント戦は両チーム合わせて266点。いくらなんでも多すぎる。1試合でのチーム記録は1990年にデンバー戦で記録している173点。オーバータイムなしでの数字であり、これはオーバータイムなしでのNBA記録ともなっている。


2006/3/28 @ Milwaukee L 110-132 47勝23敗

BS中継がある試合に限って・・・・

膝の痛みが再発し、アマレが再び欠場。復帰できるかはしばらく様子見となった。これはこれでまずいが、今日の負け方も非常に悪い。

前戦の38点差負けに続き、今日は132失点。2月末にカート・トーマスが不在となってからディフェンスで苦労している。

ディアウも頑張っているが、サイズ不足はいかんともし難く、この試合もミルウォーキーのインサイド(BogutとMagloire)に苦労させられた。

プレイオフで勝ち抜くためには、アマレより、カート・トーマスのほうが必要かもしれない。カート・トーマスは「プレイオフ途中から復帰できるかも」とされている。


2006/3/25 vs Denver W 107-96 47勝21敗

この試合翌日にニューオリンズが負けたことにより、プレイオフ進出が決まった。所詮通過点に過ぎないが、朗報ではある。

2006/3/27 @ New Jersey L 72-110 47勝22敗

シーズン最後のロード遠征(5連戦)の初戦を落とした。このロード連戦の最終戦は東首位のデトロイトである。

最大42点差つけられる展開で、早々とゲームを捨てている。ナッシュ/ベルは20分代、マリオン/ディアウも30分前半の出場時間に抑え、バークやスキータ(Tskishvili)も含めて全員出場した。

血眼で1勝を取りに行く状況ではないので、先発を休ませる判断に異論はない。ただ、これでロード3連敗なのはちょっと気になる。これまでも選手が復帰するたびにチーム・バランスが崩れており、アマレの復帰で微調整が必要な時期なのであろう。

そのアマレは14分、0点。復帰初戦(3/23 ポートランド戦)のような勢いはない。アマレもチーム状態もしばらくは我慢だ。


2006/3/23 vs Portland W 125-108 46勝21敗

開花宣言

桜の開花とともに、アマレがコートに帰ってきた。

「今シーズン復帰の確立は5割」と言われていたが、数日前から風向きが変わり「復帰近し?」との便りが届きだした。

試合後にスタッツを見て息をのんだ。復帰初戦からいきなり満開。試合開始30秒で最初の得点を決めると、19分、20点、9リバウンド、2ブロック。やっぱり奴は本物だ。

今日の先発は「ナッシュ、ベル、マリオン、アマレ、ディアウ」。ブライアン・グラントに続くアマレの復帰で、カート・トーマス以外の戦力は全て揃った。レギュラーシーズンもあと15試合。あとはこの面子を熟成させていくだけである。

プレイオフ確保(8位以内確定)までのマジックは2となった。週末には決まるだろう。

パシフィック・ディビジョン優勝へのマジックは10。サンズがあと5勝して、クリッパーズがあと5敗すればプレイオフ第2シードが手に入る。


2006/3/21 @ Utah L 99-107 45勝21敗


2006/3/17 @ San Antonio L 102-108 45勝20敗

1試合平均6点代のNazr Mohammed に30点取られて負けた。リバウンドでも「サンズ:29本、スパーズ:57本」で、インサイドで全く勝負にならない。

今シーズンのサンアントニオ戦はこれで終わり、3勝1敗。苦手意識は今シーズンも払拭できず。

2005/11/19 @ San Antonio L 91-97
2006/1/7 San Antonio W 91-86
2006/3/9 San Antonio L 93-117
2006/3/17 @ San Antonio L 102-108

2006/3/15 vs L.A. Clippers W 126-95 45勝19敗

この日、Andre Barrettを解雇している。

2006/3/12 @ Portland L 101-111 43勝19敗

2006/3/14 @ Seattle W 129-120 44勝19敗


2006/3/11 vs Minnesota W 110-102 43勝18敗

「ナッシュ、バルボッサが両方欠場!」の一大事は1試合で済んで、この試合は2人とも出場。
ナッシュはシーズン・ハイの31得点。37分も出場しており全く問題なし。休んだのが1試合だけなので、ナッシュにとってあまり休養にはならなかった。

2006/3/12 @ Portland L 101-111 43勝19敗

ウエスト最下位のポートランドに負けた。この結果には驚かされた。
前半終了時点でリードされていたのは、この試合も含めて5試合連続である。

アマレ続報

今シーズンに復帰できる確率は、五分五分と報じられている。
手術したのは左ひざ。その左ひざは順調に回復しているが、逆の右ひざに違和感があるそうだ。どちらかと言うと、症状より復帰に慎重になっているメンタル面のほうが強いらしい。周りは本人の決断を待っている状態。無理して壊れても困るので、もうしばらく待ちたい。

その他


2006/3/10 人事情報

札幌遠征決定

ブライアン・コランジェロがトロントに去り、空席となっていたGM(ゼネラル・マネージャー)に、ダントーニHCが就任することが発表された。

ダントーニは夏の世界選手権アメリカ代表のアシスタント・コーチも務めている。プレイオフが終わり次第、ドラフトやトレードの事を考え、ドラフトが落ち着いたらアメリカ代表のことを考える。忙しすぎてオフシーズンも気が休まる時がないだろう。

世界選手権ではアメリカ代表としてマリオンとアマレも選ばれている。

今まで気がつかなかったが、世界選手権の開催地は日本。つまり、マリオン、アマレ、ダントーニが日本に来るということだ。予選リーグでアメリカはD組、D組の開催地は札幌。今年の夏休みは札幌遠征だ。


2006/3/9 vs San Antonio L 93-117 42勝18敗

怪我のナッシュは予想どおり出場せず。先発は「PG:ベル、SG:ジョーンズ、SF:ティム・トーマス、PF:マリオン、C:ディアウ」。なぜ、ベルがPGかと言うと、バルボッサも腿の付け根を傷めて欠場したからだ。

去年の1月にも、ナッシュ/バルボッサが練習で交錯して怪我を負い、二人とも出場できなくなったことがある。この時はJJ(Joe Johnson)がPGを努めたのを思い出す。

みんな体調はボロボロだ。ジョーンズはつま先の痛みで前戦欠場しているし、マリオンとティム・トーマスはインフルエンザだ。

22試合ぶりに100点以下に抑えられ、連勝記録は11で止まった。興味深いのはサンズの連勝記録を止めているのは、いずれもサンアントニオであるという事実だ。

ナッシュ/バルボッサ不在の中、10日間契約のAndre Barrettは19分出場。9点、3リバウンド、2アシストと悪くない数字。おそらくさらに10日間契約が延長されるだろう。この状況は彼にとってはチャンスだ。

悪い話ばかりではない。アマレとブライアン・グラントがフルコート(5対5)の練習に参加したそうだ。復帰の日は確実に近づいている。


近況(2006/2/22〜3/6)

ここ2週間ばかしの出来事をまとめて(3/7掲載)

去るトーマス、来るトーマス

2/22のボストン戦を最後にカート・トーマスが欠場している。疲労骨折での長期欠場で、プレイオフで戻れるかどうか微妙な状態。これでアマレ、グラントに続きインサイドの核が全滅した。アマレ、グラントの復帰が近いといえ痛い。
そこに現れたのがTim Thomas。冷遇されていたシカゴを解雇(バイ・アウト)され、3月3日にサンズと契約した。契約当日から出場し、初戦(オーランド戦)から19分、20点の活躍。シカゴでは3試合で合計32分、17点しかとっておらず、しかも11月14日以来の実戦となったのを考えると凄いことである。さすがドラフト7位指名、ジョージ・カールがBIG3(レイ・アレン、キャセール、グレン・ロビンソン)を率いた全盛期バックスを支えた実績は伊達じゃない。
1試合目は0リバウンドだったが、2試合目(8点、7リバウンド)、3試合目(9点、6リバウンド)とリバウンドの数字も残しはじめた。6フィート10インチのサイズは大きな武器だ。インサイド弱の現在、20点取るよりは、「10点、7リバウンド」ぐらいの数字をコンスタントに残してくれたほうがありがたい。3試合目のニューオリンズ戦からはスターターとなっている。
これだけの選手を、絶妙のタイミングで獲得できたのは天の恵みである。

ジュムジャク

カート・トーマスの獲得前には、ジム・ジャクソンを解雇している。SG/SFの層が厚い上に、シュートタッチがいまいちだった彼の居場所はなく、1月4日以来使われていなかった。昨シーズンのプレイオフで、JJの穴を埋めてくれたジムジャクには感謝している。幸いレイカーズが拾ってくれたようだ。

なんとなく11連勝

怪我人が多く、チーム状態が良くないと思っており、「好調だ」という認識はなかった。アウェイでダラスを破って10連勝した時点で、「実は好調だったんだ」と改めて気がついた次第である。
2月を9勝1敗で終えて、ダントーニHCは月間最優秀コーチを、マリオンは月間最優秀選手を受賞している。同じ月にW受賞したのはチーム史上初のこと。
マリオンの活躍には頭が下がる。2月の成績は24.2点、13.9リバウンド、2.5スチール、1.5ブロック。もうマリオンが最高年棒であることに疑問をはさむ人はいない。
11連勝はチーム史上2番目の連勝記録で、これまでの最高は1992年12月の14連勝である。気がつくと勝率も7割を超えている。

アマレ秒読み

長期欠場中のアマレの復帰が見えてきた。SUNS.comにて2月28日に2on2の練習をしている映像が公開かれている。復帰のXデーは未定だが、今月中の復帰は十分ありえるし、今月中に戻れれば、プレイオフ前にチームにフィットさせる時間が確保できる。先日勝ったDVDで昨シーズンの元気なアマレが見れた。今シーズンもその姿が早く見たい。

ナッシュに休養を

6日のニューオリンズ戦でナッシュが怪我をした。3Qにドライブインした際、相手選手の足を踏んでの捻挫である。その試合はコートに戻ることはなかった。自力で歩いてロッカールームに引き上げたから、それほど悪い状態ではなかろう。
どっちにしろナッシュはしばらく休ませたほうがいい。ハムストリングを痛めての出場が続いており、これも治しておくべきだし、彼には休養が必要だ。もともとスタミナに難があり、シーズン後半に失速するタイプだから、休ませるのにちょうど良い時期だ。
ナッシュを休ませて多少負けが混んでも問題ない。3月7日現在、パシフィック・ディビジョン首位で、2位のクリッパーズに8ゲーム差をつけている。ディビジョン優勝へのマジックは16、つまり残り23試合で16勝すればディビジョン首位確保だ。実際にはクリッパーズが残り全勝するはずがないので、残り試合の半分勝てば問題ない。首位デンバーが勝率54%のノースウェスト・ディビジョンに追いつかれることも考えずらく、半分勝てばプレイオフ第2シードが転がりこんでくる。11連勝で星勘定は非常に楽になった。
ナッシュの休養による回復と、アマレ復帰のセットで再スタートが切れればいい。
ナッシュが休むとなるとスタメンが変更になる。おそらく、PG:バルボッサ、SG:ベル、SF:ティム・トーマス、PF:マリオン、C:ディアウで来るだろう。アシストの面ではディアウの存在が頼もしい、5日のダラス戦では自身2度目のトリプル・ダブルを達成した。カート・トーマスの怪我でセンターを努めるようになってから6試合、この6試合平均が19点、9.2リバウンド、6.8アシストとさらに進化を続けている。今シーズンのMIP獲得は確実であろう。
HoopsHypeDepth Chartsというコーナーがある。「どの選手がどのポジションをできるか」を示した表で、ディアウは「PGからCまで5つのポジションをすべて可能」となっている。5つ全部できるのはリーグ全体で見ても、他にはトニー・クーコッチだけであり、ディアウは希少な存在だ。
ちなみに3月1日にAndre Barrettという選手と10日間契約をしている。昨夏のトレーニング・キャンプに参加していた選手だ。PGらしいのでナッシュが休んだら、多少出番が回ってくるかもしれない。5フィート10インチと田臥なみに小さい。どれぐらい小さいかというと、「エディ・ハウスよりさらに小さい」と言えば分かってもらえるだろう。
昨シーズンは1月にナッシュが欠場した時にチームが崩壊したが、今シーズンはそれほど大きくは崩れないような力強さを感じている。昨シーズンはスターター5人だけのチームだったが、今は違う。ナッシュ不在時の戦い方が楽しみだ。まだ欠場すると決まった訳ではないけど。次戦は9日のサンアントニオ戦。

2006/2/22 vs Boston W 103-94 36勝17敗

2006/2/25 vs Charlotte W 136-121 37勝17敗

2006/2/27 @ Houston W 111-94 38勝17敗

2006/3/1 vs Milwaukee W 123-110 39勝17敗

2006/3/3 vs Orlando W 123-118 40勝17敗

2006/3/5 @ Dallas W 115-107 41勝17敗

2006/3/6 @ NO/Okla. City W 101勝88敗


オールスター・ウィークエンド(2006/2/18,19)

■スキル・チャレンジ

連覇を狙ってナッシュが出場。「3ポイントシュート」のパートが全然入らず最下位で敗退。優勝はウェイド。

■シューティング・スター

こちらも「マリオン&ダン・マーリー」が連覇を狙ったが敗退。優勝は恐れていたとおり、「パーカー&スティーブ・カー」のサンアントニオ

■オールスター・ゲーム

残念ながら二人同時にコートに立つタイミングはありませんでした。

去年のような華はなかったが、怪我もなく無事終了です。


オールスター・ウィークエンド前夜

3ポイント・コンテストに出場することになっていたラジャ・ベルですが、家族の病気のため欠場となりました。


前半戦を終えて(その2)

平均得点、平均失点はオーバータイムが5試合もあるため、そのままでは数字が参考になりません。そこで、オーバータイム分を除外した数字を出してみました。

得失点 (オーバータイム5試合含まず)
  勝ち試合 負け試合 全試合
得点 104.9 98.6 103.1
失点 91.4 104.2 95.1
100点をめぐる勝敗(オーバータイム5試合含まず)
  得点 失点
100点未満 11試合 5勝6敗 (.455) 27試合 24勝3敗 (.889)
100点以上 36試合 29勝7敗 (.806) 20試合 10勝10敗 (.500)

「100点より多く得点できれば負けない」、「100より多く失点しなければ負けない」という結果となりました。

さらに試合ごとの得点・失点を傾向で見てみました。

このグラフから「失点が増加傾向にあり、得点はさらに増加傾向にある」と言えます。


試合結果

オールスター前の4試合もいきます。これでようやく更新が追いつきました。

2006/2/8 vs Memphis W 108-102 32勝17敗

カート・トーマスが6分しか出ていないので「負傷離脱か?」と思われたが、その後の試合も休まず出ている。足を痛めているそうで、オールスター休暇に治してもらうことにしよう。

2006/2/10 vs Sacramento W 112-104 33勝17敗

1ヶ月前の「BS中継あったのにボロ負け」の雪辱をきっちり果たした。次戦まで中4日休み、疲れがピークに達している時期なのでこの日程は助かる。

2006/2/15 @ Denver W 116-101 34勝17敗

これまた1ヶ月前の「3OTでの敗戦」の雪辱を果たした。
バルボッサが3ポイントを、4投して3本成功。これでバルボッサは「3ポイント成功率」でリーグ1位に躍り出た。3ポイントではベルも「成功数」でリーグ2位につけている。
今シーズンの1試合あたりの3ポイント成功数は9.6本。3ポイント天国だった昨シーズン(9.7本)に劣らない数字を残している。JJ(Joe Johnson)とQが去って心配された3ポイントを、ベル、ハウス、ジョーンズの新加入選手と、バルボッサの成長が支えている。 (数字はいずれも2/16終了時点)
ジョーンズが右手首を負傷して途中退場。(次戦のヒューストン戦も欠場)

2006/2/16 vs Houston W 109-75 35勝17敗

好調のヒューストンを最大47点差のリードで圧倒。
早々と大量リードを築いたため、ナッシュ30分、マリオン32分と出場時間を抑えた。でも、それ以上にヒューストンはマグレディ26分、ヤオ19分と短く、いくらなんでも試合を捨てるのが早すぎる気がする。
オールスター前を4連勝で終わり、気持ちよくオールスター休暇に突入。マリオンもコーチ推薦でオースターに選ばれたため、ナッシュ、マリオン、ベルはあまりゆっくりできない。マリオンはディフェンディングチャンピオンとしてShooting Starsにも出場する。Shooting Starsのフェニックス代表は以下の3人。
去年の優勝メンバーから、WNBA枠がDiana Taurasi から変わっただけなので、今年も優勝候補。ただ、Tony ParkerとSteve Kerrが率いるサンアントニオが気になる。
オールスターは現地時間で18日、19日。
ベルの3ポイントコンテストは期待できる。2月に入ってから、ベルの3ポイントは51%(23/45)。

前半戦を終えて

開幕前に「アマレ長期離脱」が報じられた時は、今シーズンは絶望的かと思われた。それが勝率67.3%、ディビジョン首位(2位とは4.5ゲーム差)でオールスターを迎えられたのは正直驚きである。
新加入選手(ベル、ディアウ、トーマス、ハウス、ジョーンズ)がチームにフィットして結果を残していることに、「フロントの選手を見る目」と「選手を生かすナッシュのすごさ」を感じている。
  1試合平均 リーグ順位 昨シーズン
(シーズン平均)
得点 107.0 1位 110.4
失点 100.3 24位 103.3
FG% 47.4% 2位 47.7%
被FG% 44.1% 12位 44.5%
3p FG% 38.9% 3位 39.3%
被3p FG% 34.5% 9位 33.5%
アシスト 27.0 1位 23.5
リバウンド 42.7 4位 44.1
被リバウンド 46.0 30位 46.1
主な数字を挙げてみた。得点、失点とも多いがこれはオーバータイムが5試合もあったせいなで、意味がない数字だ。FG%などを見ると昨シーズンとほぼ同様の数字を残している。リバウンド取られすぎなのも去年と一緒だ。
しかし、去年と違うのは「アマレの復帰」という伸びしろがあることだ。逆に「アマレが戻ったらディフェンス崩れるかも」と心配しているぐらいである。アマレが戻ってしばらくはバタバタすると思うが、ディビジョン首位さえ確保すれば第2シードはとれる。プレイオフまでにアマレをフィットさせて、プレイオフでピークを迎えればいい。

試合結果

サクラメント戦のTV中継が散々だったため、書く気が起きませんでしたが、気を取り直して12試合まとめていきます。

2006/1/17 @ Sacramento L 90-119 24勝13敗

魔境アルコアリーナ
魔境の魔力が復活し、敵地で完敗。
アルコアリーナでは分が悪く、2000年から2004年で8連敗している。しかし、昨シーズン2月8日の勝利で呪縛から解き放たれたはずだった。
相手はディビジョン再下位に低迷し、さらにペジャ、ラヒム、ボンジを欠くラインナップ。負ける要素は何もなかった。久しぶりのBS中継が今シーズン最悪の試合となり、最後は半分寝ながら見るはめになった。

2006/1/18 @ L.A. Clippers W 112-102 25勝13敗

気を取り直してロードで勝利。ディビジョン首位を争うチームを叩けたのは大きい。

2006/1/20 vs L.A. Lakers W 106-93 26勝13敗

2006/1/22 vs Seattle L 149-152 2OT 26勝14敗

深刻
2OT(ダブルオーバータイム)で両チーム合計301点のすさまじい点の取り合い。またしてもオーバータイムで負けてしまった。今シーズンオーバータイムでは1勝4敗。2OT以上では4戦全敗である。
よくねばっている。4Q残り3秒からナッシュが同点レイアップを決めたのは見事だったし、4Q/1OT最後のラシャード・ルイスを抑えたマリオンのディフェンスも素晴らしかった。でも勝ちきるには何かが足りない。
「延長で勝てない」というイメージは選手の心に深く刻まれてしまった。プレイオフまでに苦手意識を払拭しておかないとまずい。

2006/1/24 @ Orlando L 102-111 26勝15敗

今シーズン最多となるロード6連戦を、いきなり初戦から落とした。シアトル戦の疲労が影響している。

2006/1/26 @ Miami W 107-98 27勝15敗

強豪マイアミに快勝。パット・ライリーHCから「このチームに勝てる答えは見つからない」の最大級の賛辞をもらっている。

2006/1/27 @ Atlanta W 110-106 28勝15敗

ディアウが古巣アトランタへの凱旋を勝利で飾った。ディアウはこれまで6試合で平均8.3得点だったが、25点と奮起している。

2006/1/29 @ Cleveland L 106-113 28勝16敗

ベルの欠場でレブロン・ジェームズを抑えられず敗戦。本来であれば、レブロンにはベルがついてマリオンがヘルプに回るはずなのがプランが崩れた。幸いにベルは次戦より復帰している。

2006/1/31 @ Philadelphia W 123-99 29勝16敗

今シーズン最高となる58.1%のフィールドゴール成功率で勝利。ディアウが自身初となるトリプルダブルをとうとう達成した。

2006/2/1 @ Boston W 102-94 30勝16敗

ロード6連戦は4勝2敗で終了。ロードの長期連戦は3月末に5連戦が残っている。

2006/2/4 vs Chicago W 118-101 31勝16敗

2006/2/6 vs Minnesota L 101-103 31勝17敗

審判の誤審で敗戦。
マリオンの最後のシュートをガーネットがブロック、リプレイ見るとゴール・テンディングだが、審判は笛を吹かなかった。ナッシュ曰く「残り時間30秒以内で誤審によりファールがもらえず負けたのは、今シーズン5試合目」だそうだ。
ナッシュは風邪を引いており練習に参加できない状態。ナッシュはオールスター出場が決まっているが、本当は休ませたいのがファン心理である。

その他

 サンズ→ウルブス ドラフト2順目指名権(2006年)
 ウルブス→サンズ Nikoloz Tskitishvili
Tskitishviliのニックネームはスキータ(Skita)。背番号は15に決まった。7フッターだし、なんたってドラフト5位指名の逸材。過去にイタリアリーグでダントーニHCの下でプレイしている。ダントーニの指導とナッシュのパスで復活することを祈る。

試合結果
2006/1/14 Cleveland W 115-106 24勝12敗

新しい武器

ハウスの今シーズン6度目になる「4Qで2桁得点」で勝利。

大歓声に包まれてバルボッサが12月10日以来の復帰。19分出場で7点。4Qのナッシュ不在時に、バルボッサ(PG)-ハウス-ベルの組み合わせでチームを助けている。7回の攻撃で5回得点したこのユニットについて、「(ナッシュを休ませる時間の)新しい武器だ」とダントーニHCは語っている。武器は多ければ多いほうがいい。


試合結果
2006/1/12 vs Golden State W 112-99 23勝12敗

ショット・クロック

サンズの早い展開をGSは止められず余裕の勝利。

サンズが早い展開を得意としているのは周知の通りだが、これは今シーズンのFG%の数字に如実に表れている。

ショット・クロック 最初の10秒内でのシュート 45%
ショット・クロック 残り4秒以内でのシュート 7%

早い展開に持ち込ませるとサンズのリズム。相手はなんとかペースを落とそうとする。今日のGS戦でも、GSのモンゴメリーHCはそうしようとしていた。しかし、3Qの11回の攻撃のうち9回は10秒以内にシュートを打てているように、GSはサンズのペースを落とすことができなかった。

シーズン序盤のアトランタ戦で、ショット・クロックが故障したことがあった。その時ダントーニHCは「どっちみちショット・クロックは使わないから」と審判に冗談を言ったそうだ。

最後にArizona Republic記事の文章がクールだったので紹介する。

サンズは独自の体内時計をもっており、その時計はナッシュが刻んでいる。そしてナッシュはショット・クロックが暖まる前にオープンな選手を見つけてしまう。

試合結果
2006/1/10 @ Denver L 137-139 3OT 22勝12敗

息詰まる展開のいい試合だった。だが負けたことには変わりがなく、「9日間で2回目のトリプル・オーバータイム敗戦」という疲労感だけが残った。

4Q 残り35秒 :マリオンが同点弾
残り1秒 :マリオンがブザービーターを放つが入らず、延長へ
延長(OT) 残り21秒 :ナッシュが同点3ポイント決める
残り2秒 :ボイキンス(デンバー)がブザービーターをはずして、再延長へ
再延長(2OT) 残り5秒 :ベルが勝ち越し3ポイントを放つが決まらず、再々延長へ
再々延長(3OT) 残り12秒 :ハウスが同点弾
残り2秒 :カーメロ・アンソニー(デンバー)が勝ち越し弾
残り2秒 :ハウスが無理な体勢からなんとかシュートを放つがエアボール
      ティップを狙ったマリオンの手も届かず試合終了

再延長時のベルの3ポイントはフリーだったので決めておきたかった。延長は分が悪く今シーズン1勝3敗である。

今期、サンズはブザービーターで勝った試合がない。何度かチャンスはあったがベル、マリオン、ナッシュ、グラントがいずれもはずしている。今日のデンバー戦もよく追いついているが、最終局面で勝負弱い。

バルボッサは土曜のクリーブランド戦から復帰予定となっている。


動向(2006/1/9)

1月2日〜8日の週間最優秀選手にナッシュが選ばれた。この期間中、チームは3勝1敗。本人は21.3点、14.3アシストの数字を残している。

前週のマリオンに続き、サンズから2週連続の選出となった。ここ10試合で8勝2敗の好成績が連続受賞につながっている。


選手動向

12月24日付で、Sharrod Fordを解雇した。11/2にFAで契約して出場はわずか3試合、13分。

1月5日付で、Jared Reinerを解雇した。10/24にFAで契約したものの出場機会はなく終わった。

1月9日付で、Josh Davisと10日間契約するそうだ。Josh Davisは今シーズンはミルウォーキーで4試合、ヒューストンで1試合プレイしている。2004年にはCBAのMVPとなった。本人曰く「走れる3ポインター」らしい。


試合結果
2006/1/7 vs San Antonio W 91-86 22勝11敗

ここ15試合で13回負けているスパーズ相手にホームで勝利。しかも内容は「点の取り合い」ではなく、ディフェンスで86点に相手を押さえた結果である。

2日連戦なのは両チームとも条件は同じ。ただ、サンズは移動がなかったが、スパーズは地元から移動している。もちろんホームコートアドバンテージでもサンズ有利。このようにサンズ有利が多く、あまりこの勝利を過大評価してはいけない。でも、正直言って、今の面子でスパーズに勝てるとは思っていなかったので驚いた。この勝利を素直に喜ぼう。

来月にはアマレが戻り、今週末にはバルボッサが戻る。ディフェンスを壊さずに攻撃力を挙げていくことが求められ、これからがダントーニHCの本当の試練かもしれない。


試合結果

2006/1/2 @ New York L 133-140 3OT 19勝11敗

ロード5連戦の最終戦、不調のニックス相手で5戦全勝となるかと思われたが、トリプルオーバータイムでまさかの敗戦。
チーム全体がファール・トラブルで犯したファールは41個。試合終了時点でファールアウト(6ファール)が4人はきつい。ファールアウトなしのニックスに最後は逃げ切られ、勝率2割5分のチームに8勝目をプレゼントした。マリオン60分出場、ナッシュ55分と壮絶な「お疲れ損」であった。

2006/1/4 vs Philadelphia W 105-85 20勝11敗

次戦よりサンズの本拠地は名前が変わるため、America West Arena(AWA)として最後の試合。ウェバーを欠くフィラデルフィアに快勝した。アイバーソンにとってAWAで試合するのは7回目。アイバーソンはAWAで分が悪く、7試合平均でフィールドゴール30.6%。今日も30%の16点で終わっている。

2006/1/6 vs Miami W 111-93 21勝11敗

サンズの本拠地が、US Airways Center(UAC)に改名した初戦、1Qに47点を挙げる暴れっぷりで勝利した。
最大24点差の展開で、先発を休ませることができた。バランスの良い時間配分で2桁得点が7人。ナッシュは1Qだけで12アシストを数え、これはNBA歴代2位の数字である。
バルボッサが本格的に練習を再開し、来週にも復帰するかもという朗報も入ってきている。

その他(2006/1/3)

12月26日〜1月1日の週間最優秀選手にマリオンが選ばれた。この期間中、チームはロード連戦にも関わらず4勝0敗。本人は25.3点、12.5リバウンド、フィールドゴールはなんと66.7%の数字を残している。

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