Suns News サンズ最新情報
(2008年1月〜4月)

 ※日付は特に明記がなければ現地時間で
 ※リンクしたページはリンク先の都合で削除されている場合があります。

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PLAYOFF First Round Game5 (2008/4/29)
@ Spurs W 87-92 シーズン終了

まだ4月・・・

Game1 4/19 Away 115-117(2OT) 0勝1敗
Game2 4/22 Away 96-102 0勝2敗 
Game3 4/25 Home 99-115 0勝3敗
Game4 4/27 Home 105-86  1勝3敗 
Game5 4/29 Away 87-92 1勝4敗 
Game6 5/1 Home      
Game7 5/3 Away      

Game3を落とした時点で、既に気持ちは切れていたた。無論4連勝を願っていたが、今年のチームにそんな奇跡が信じられるような力強さはない。負けたことで、一喜一憂する必要がなくなり、悩み事がなくなったようなさっぱり感があるのが寂しい。

Game1の負けがすべて。レギュラーシーズン3勝1敗で、自信をもって迎えたGame1、ほぼ手中にしていた勝利がこぼれ落ちたことで、なにかが狂った。スパーズに対する苦手意識が再び首をもたげる。あとは見てのとおり。

「スパーズにあたったのが不運」と考えてはいけない、「1回戦負け」の事実を重く受け止めたい。


PLAYOFF First Round Game4 (2008/4/27)
vs. Spurs W 105-86

歴史を作れるか

Game1 4/19 Away 115-117(2OT) 0勝1敗
Game2 4/22 Away 96-102 0勝2敗 
Game3 4/25 Home 99-115 0勝3敗
Game4 4/27 Home 105-86  1勝3敗 
Game5 4/29 Away      
Game6 5/1 Home      
Game7 5/3 Away      

ヒル(脚の付け根の故障)に替わり、ディアウを先発に起用したのが当たり、ようやく初勝利。

ディアウはパーカーのディフェンスにつけた。Game3(32点)、Game4(41点)と好き放題やられたパーカーを18点(7/17)に抑え、ディアウ自身も20点、10リバウンド、8アシストとトリプル・ダブル級の活躍。3Qを28点リードで終えて、4Qは先発を下げる展開となり、ようやくベンチに笑顔が見えた。

過去に3勝0敗から勝ち上がったチームはない。はたして歴史を作れるか。


PLAYOFF First Round Game3 (2008/4/25)
vs. Spurs L 96-115

冷静

Game1 4/19 Away 115-117(2OT) 0勝1敗
Game2 4/22 Away 96-102 0勝2敗 
Game3 4/25 Home 99-115 0勝3敗
Game4 4/27 Home      
Game5 4/29 Away      
Game6 5/1 Home      
Game7 5/3 Away      

ここまで悲惨だと、逆に冷静でいられる。


PLAYOFF First Round Game2 (2008/4/22)
@ Spurs L 96-102

PLAY BY PLAY

Game1 4/19 Away 115-117(2OT) 0勝1敗
Game2 4/22 Away 96-102 0勝2敗 
Game3 4/25 Home      
Game4 4/27 Home      
Game5 4/29 Away      
Game6 5/1 Home      
Game7 5/3 Away      

7点リードで迎えた3Qがすべて、惨状はボックス・スコアの「PLAY BY PLAY」を見ると分かる。

「Finley,Finley,Finley,Finley」のあとは「Udoka,Udoka,Udoka,Udoka,」、その間うちは「Nash」のみであっというまに8点ビハインド

ヒルとバルボーサが無得点で足をひっぱっている。


PLAYOFF First Round Game1 (2008/4/19)
@ Spurs L 115-117(2OT)

デジャブ

Game1 4/19 Away 115-117(2OT) 0勝1敗
Game2 4/22 Away      
Game3 4/25 Home      
Game4 4/27 Home      
Game5 4/29 Away      
Game6 5/1 Home      
Game7 5/3 Away      

2OT残り15秒、ナッシュが3ポイントをねじこんで同点とするが、タイムアウトなしでジノビリにレイアップを決められて敗れる。

この風景、どこかで見た記憶がある。

時は2006年のプレイオフ。同じくファーストラウンド(vs レイカーズ)のGame4の最後。ナッシュの失態からジャンプボールになり、ボールはコービーの手に。そのまま一気にコービーに持ってかれて敗れた。この敗戦で1勝3敗となり、崖っぷちに立たされた。

この時は、このあと3連勝して次ラウンドへ行った。今年はまだ0勝1敗。「あの時できたから、今年もいける」。そんな根拠のない昔話を持ち出すぐらいしか、今日は考えられない。


PLAYOFF First Round展望(vs Spurs)

言葉はいらない

Game1 4/19 Away
Game2 4/22 Away
Game3 4/25 Home
Game4 4/27 Home
Game5 4/29 Away
Game6 5/1 Home
Game7 5/3 Away

スパーズとはどうしてもやりたかった。

言葉はいらない、ただ去年のことを思い出せばよい。「鼻を折って血染めのナッシュ」、「オーリーの暴挙によるアマレ・ディアウの出場停止」、これだけ思い出せばもう十分。


シャック徹底解剖

シャックの加入で、チームがどう変わったかを検証する。

※シャックの初戦は2/20のレイカーズ戦。この試合以降を「加入後」とし、それ以前は「加入前」とする。

1.勝率

  試合数 勝ち 負け 勝率
加入前 53 37 16 69.8%
加入後 29 18 11 62.1%
シーズン全体 82 55 27 67.1%
勝率は大幅にダウンした。シャックがチームにフィットするのに時間がかかり、最初の9試合を3勝6敗と負け越した影響が大きい。この3勝6敗を乗り越えてからは、15勝5敗(勝率75.0%)。

2.スタッツ

表2-1 Team Averages(サンズのスタッツ)   
          REBOUNDS            
  G FG% 3p% FT% OFF DEF TOT APG SPG BPG TO PF PPG
(a)加入前 53 49.3% 38.3% 79.6% 8.5 32.2 40.7 27.2 7.3 7.0 13.8 19.6 109.8
(b)加入後 29 51.3% 41.5% 76.4% 9.3 33.6 43.0 25.8 5.0 5.0 15.5 20.4 110.6
比較(b-a)   +2.0% +3.2% -3.2% +0.8 +1.4 +2.3 -1.4 -2.3 -2.0 +1.7 +0.8 +0.8
シャック加入の狙いだったリバウンドは2.3ポイントアップ。スチールとブロックが減っているのはマリオンがいなくなった影響。チーム編成変更の混乱でターンノーバーが増え、シャックのおかげでフリースロー%がダウン。
表2-2 Opponents(対戦相手のスタッツ)             
          REBOUNDS            
  G FG% 3p% FT% OFF DEF TOT APG SPG BPG TO PF PPG
(a)加入前 53 45.1% 33.9% 74.3% 14.5 31.9 46.3 19.6 7.0 3.7 14.5 20.1 104.0
(b)加入後 29 46.6% 38.0% 75.9% 11.4 27.9 39.5 19.6 7.8 4.0 11.4 22.9 106.8
比較(b-a)   +1.5% +4.1% +1.6% -3.1 -4.0 -6.8 0.0 +0.8 +0.3 -3.1 +2.8 +2.8
相手チームのリバウンドが6.8ポイントダウン。シャックの加入でディフェンスが安定したことが分かる。
表2-3 Difference (Team Averages-Opponents)             
          REBOUNDS            
  G FG% 3p% FT% OFF DEF TOT APG SPG BPG TO PF PPG
(a)加入前 53           -5.6 +7.6 +0.3 +3.3 -0.7 -0.5 +5.8
(b)加入後 29           +3.4 +6.2 -2.8 +1.0 +4.1 -2.5 +3.8
参考までに加入後の数値を、リーグ順位にあてはめてみると、リバウンド2位、アシスト3位、スチール30位、ブロック4位、ターンノーバー30位、ファール4位、得点11位となる。この参考順位からシャック後のサンズは、「オフェンス・ディフェンスとも高く総合力はあるが、ターンノーバーが多いチーム」だということが分かる。

3.個人スタッツ

表3-1 個人スタッツ(加入後−加入前)          
  REBOUNDS              
  MPG OFF DEF TOT APG SPG BPG TO PF PPG
Amare Stoudemire +2.7 0.0 -0.5 -0.5 +1.1 -0.0 -0.7 +0.5 -0.3 +5.4
Steve Nash -0.8 0.0 -0.3 0.0 -1.7 -0.2 0.0 -0.8 0.0 -1.4
Leandro Barbosa -1.4 0.0 -0.3 -0.3 -0.6 -0.4 -0.1 -0.3 +0.3 -3.4
Grant Hill -2.8 +0.3 +1.1 +1.1 -1.1 +0.1 -0.1 -0.5 -0.3 -4.8
Raja Bell +0.5 -0.3 -0.3 0.0 0.0 -0.2 -0.3 +0.5 -0.5 -1.1
Boris Diaw -1.7 +0.3 0.0 +0.3 -0.3 +0.1 -0.1 -0.1 +0.3 +2.0
アマレの得点が5.4ポイントアップ。シャック加入後は平均28.6点で、キャリア最高の数字。シャックがセンターにいるおかげで、アマレが本来のパワーフォワードに戻れた効果が見える。ナッシュのアシストが減っているのは、チーム全体のターンノーバーが増えているためであろう。バルボーサとヒルの得点が減っているのは、ギリチェックが加入したため。

4.まとめ

シャック加入によるディフェンスの強化と、アマレの覚醒が数字でも裏付けられた。弱点はターンノーバーで、ターンノーバーをどれだけ減らせられるかがプレイオフの鍵となる。

2008/04/16 vs Portland W 100-91 (55-27)

最終戦に勝利し、今シーズンは55勝で終了。ジャズが勝てば第4シードになれたが、ジャズはスパーズに敗れた。サンズは第6シードとなり、第1ラウンドでスパーズと対戦する。


2008/04/15

明日のレギュラーシーズン最終日、4試合(Utah at San Antonio, New Orleans at Dallas, Los Angeles Clippers at Houston and Portland at Phoenix)の結果により、サンズのシード順が決まる。同率チームが発生した場合の順位決めルールは公開されているが、関連チームの対戦成績を調べる必要があり、自力でシュミレーションするのは手間がかかる。

Arizona Republicが気の利いた記事を用意してくれた。この記事で、シード順および対戦相手がどうなるかが分かる。

サンズがブレイザースに勝てば、第4シードから第6シードのいずれかになり、負ければ無条件で第6シードだ。これまでブレイザース戦は2勝0敗。ヒルが出場できそうにないのが懸念事項。ヒルは足の付け根の張り(軽症)により、大事をとって休む模様。


2008/04/09 @ San Antonio W 96-79 (53-26)
2008/04/11 @ Houston L 90-101 (53-27)
2008/04/14 vs Golden State W 122-116 (54-27)

最終戦待ち

スパーズに勝ったものの、肝心のロケッツ戦に敗れ、現時点で第6シード。残るはホームのブレイザース戦のみ。

2位〜6位まで1ゲーム差しかなく、シード順の決定は最終戦まで持ち越された。可能性は低いが第4シードもありえる(最終戦でサンズ、ロケッツ、ジャズが勝つと、スパーズも含めた4チームが55勝で並び、サンズは第4シードになるそうだ)。

今の想いは1つだけ。

「どのラウンドでもいいからスパーズとやりたい」

2008/04/08 @ Memphis W 127-113 (52-26)

予防措置

BOXスコアにシャックの名前がなくパニックになりかけたが、「臀部打撲の予防的措置による欠場」とのことで安心した。本人は今日も出る気でいたぐらいで、明日のスパース戦には出る模様。グリズ相手に点を取られすぎだが、シャック抜きでの貴重な1勝。


2008/04/06 vs Dallas L 98-105 (51-26)

痛敗

ここに来てマブスに痛すぎる敗戦。

痛すぎる理由は2つ。まず負け方が痛い。4Qにたった9点しかとれない逆転負け。14点のリードに気が緩んだのか、12本連続シュートが入らなかった。痛いもう1つは、プレイオフのシード順争い。追うスパーズ、レイカーズに2ゲーム差をつけられ、残り5試合での上位シード獲得は難しくなった。

西地区順位表(4/6現在)
  チーム ディビジョン  勝   負  ゲーム差 残試合 直接対決
1 ホーネッツ サウスウエスト 54 22 0.0 6 0-4
2 スパーズ サウスウエスト 53 24 1.5 5 2-1(残1試合)
3 レイカーズ パシフィック 53 24 1.5 5 1-3
4 ジャズ ノースウェスト 51 26 3.5 5 1-2
5 ロケッツ サウスウエスト 52 25 2.5 5 2-1(残1試合)
6 サンズ パシフィック 51 26 3.5 5 -
7 マーベリックス サウスウエスト 48 29 6.5 5 1-2
8 ナゲッツ ノースウェスト 46 31 8.5 5 2-2
残り試合
04/08 PHX @ MEM
04/09 PHX @ SAS
04/11 PHX @ HOU
04/14 PHX vs. GSW
04/16 PHX vs. POR

「第5シードでジャズの勝率を上回る=1回戦のホームコートアドバンテージ」が現実解であり、1ゲーム差のジャズとロケッツを上回る必要がある。幸い、ロケッツとは直接対決があるし、ジャズの残り試合は5試合ともウエスト8強でサンズのほうが有利。

残り5試合全勝を目指すが、スパーズ戦は2日連戦の2日目(アウェイ)であり厳しい。「4勝1敗でロケッツ戦必勝」が最低ラインだ。

ESPN Power Rankings

Week 21 47-22 3位 (前週:7位) 7連勝で順位を上げたが、「レイカーズ・ジャズの復調」と「マブス戦の醜態」で再び落下。 
Week 22 49-24 4位 (前週:3位)
Week 23 51-26 7位 (前週:4位)

2008/03/31 vs Denver W 132-117 (50-24)
2008/04/01 @ Denver L 120-126 (50-25)
2008/04/04 vs Minnesota W 117-88 (51-25)

デンバー連戦

ナゲッツとの連戦は一喜一憂。

爽快 :1戦目。一時は22点ビハインドで、負けムードがただったが、コート上では誰も諦めていなかった。4Qに42点を挙げて大逆転。

憤慨 :2戦目。訳の分からないテクニカルファールにやられた。笑っていただけのベルがテクニカルファール(2個目)を吹かれて退場。シード順争い真っ只中での、不可解な判定は大迷惑。


2008/03/24 @ Detroit L 105-110 (47-23)
2008/03/26 @ Boston L 97-117 (47-24)
2008/03/28 @ Philadelphia W 107-93 (48-24)
2008/03/29 @ New Jersey W 110-104 (49-24)

滑り込みたい

最後の東地区遠征を2勝2敗で終えた。

オーバータイムで敗れたものの、ピストンズとはいい勝負ができた。いい気になっていたら、セルティックスに惨敗して落胆。アウェイなので気にしていないが、この2チームは厄介だ。

西地区のシード争いは、1ゲーム差に上位6チームがひしめき厳しすぎる。第1シードになっても、第6シードになってもおかしくない。レイカーズの不調に助けられ、パシフィック・ディビジョンの首位になんとか並んだ。残り9試合、第2シードまでになんとか滑り込みたい。


2008/03/22 vs Houston W 122-113 (47-22)

別次元

注目のロケッツ戦も勝って7連勝。ウエスト3位に浮上した。

ここ最近、アマレは別次元の活躍を見せる時があり、今日がそうだった。今日は38点、13リバウンド、4ブロック。フリースローは20本全部入れて、1試合のフリースロー決定数としてNBA史上2位の記録だそうだ。「アマレを次のレベルに引き上げるのが自分の仕事」と語るシャックの存在が身を結びつつある。

この先のプレイオフ。ナッシュが得点で一番目立つようでは、最後まではいけない。各ラウンドでアマレがMVP級の活躍を見せることが、プレイオフを勝ち抜く条件となる。アマレがファイナルMVPを獲るぐらいでなければ、ファイナルは制覇できない。

次戦から最後の東地区遠征。ピストンズ、セルティックスを含む4試合のアウェイが続く。シャック版サンズが、東の2強にどこまで通用するか? 現在の実力を測るバロメータとなる。


2009/03/18 @ Portland W 111-98 (45-22)
2009/03/19 @ Seattle W 110-98 (46-22)

苦手の「2日連続試合」を落とさず抜けた。6連勝で、ウエスト首位まで0.5ゲーム差に肉薄。ベルの捻挫が気になる。

プレイヤー・オブ・ザ・ウィーク

予想どおり、第20週(3/10〜16)のプレイヤー・オブ・ザ・ウィークにアマレが選出された。該当週は平均32.0得点、11.3リバウンド、2.7アシスト、1.7ブロック。

ESPN Power Rankings

Week 19 41-22 8位 (前週:10位) 連勝で順位を戻しつつある 
Week 20 44-22 7位 (前週:8位)

2008/03/11 vs Memphis W 132-111 (42-22)
2008/03/13 vs Golden State W 123-115 (43-22)
2008/03/15 vs Sacramento W 127-99 (44-22)

4連勝

シャック版のサンズが機能しつつある。

グリズリーズ戦、キングス戦は前半で試合を決めた。ハーフタイム時のスコアは、グリズ戦は「72対41」でキングス戦は「79対48」、どちらも相手が戦意喪失する点差だ。11月と2月に乱打戦(114対129、118対120)で競り負けたウォーリアーズに勝てたのも良い。

3/4に加入したギリチェック(Gordan Giricek)もフィットしている。当初からディフェンスが高評価だったが、ここ2試合は3ポイントも当たりだし、10投で6本成功。ベンチから、バルボーサ以外に3ポイントのオプションがあると、相手は嫌だろう。

この4連勝でウエストの順位も5位まで戻した(3/16現在)。0.5ゲーム差のホーネッツをかわせば3位に、1ゲーム差のレイカーズをかわせば2位に戻れる。現在1位に君臨するのは、22連勝のロケッツ。そのロケッツとは週末に対戦する。


2008/03/09 vs San Antonio W 94-87 (41-22)

結実

トレード決定から1ヶ月。「ディフェンス」と「勝負強さ」、2つの目的がようやく結実した。

試合巧者を相手に、残り5分を2失点に抑えて逆転勝利。宿敵スパーズ、1ヶ月の鬱憤を晴らすのにこれ以上の相手はなかった。

1試合良かっただけで、次戦もうまくいくとは限らない。でも、今日はこの勝利に酔う。


2008/02/22 vs Boston W 85-77 (38-17)
2008/02/24 vs Detroit L 86-116 (38-18)
2008/02/26 @ Memphis W 127-113 (39-18)
2008/02/27 @ New Orleans L 103-120 (39-19)
2008/03/01 vs Philadelphia L 114-119 (39-20)
2008/03/04 @ Portland W 97-92 (40-20)
2008/03/05 @ Denver L 113-126 (40-21)
2008/03/07 vs Utah L 118-126 (40-22)

外科手術

シャックが参戦してから3勝6敗。格下(シクサーズ)にも取りこぼしており、症状はかなり重い。スパーズ、ロケッツ、レイカーズが華々しい話題を振りまく中、ウエスト6位まで落ちた。記事をチェックするのも、いまいち気乗りしない。

サンズにとって、シャック加入は外科手術だった。対処療法と外科手術を比較して、サンズは手術のリスクをとった。なにせ手術でメスを入れているから、術後の回復には時間がかかる。少しずつではあるが、形にはなってきた。ブレイザース戦は2Qまで完璧だった(2Q終了時に19点リード、最後はたった5点差)。ジャズ戦は3Qまでいけた(3Q終了時に9点リード、最後は・・・)。

気がつけばもう3月、残された時間は長くはない。懸命のリハビリが続く。

補強

Damon Stoudamire(スパーズへ)、Brent Barry(スパースへ出戻り予定)、Tyronn Lue(マブスへ)と、期待したバイアウト組にはフラレ続けたが、2名補強している。

Linton Johnson III (2/22に10日間契約、3/4に10日間契約(2回目)) : 契約直後はお試しで使われていたが、プレイ時間は除々に減少傾向。
Gordan Giricek (3/4に契約) :NBA6シーズン目のクロアチア人。バルボーサ、ディアウに続く8番目のローテーションで使われている。

ESPN Power Rankings

Week 16 37-16 6位 (前週:6位) 今シーズン最低ランクを着々と更新中
Week 17 38-18 9位 (前週:6位)
Week 18 39-20 10位 (前週:9位)

2008/02/20 vs LA Lakers L 124-130 (37-17)

シャック初登場

フェニックスの郊外はサボテンだらけだった。人の背丈より大きくて太いサボテンが、無数に生えていた。シャックの新しいニックネームは「Big Cactus(巨大なサボテン)」。頼もしいサボテンが、サンズのインサイドに根をおろした。

勝ちたかった、猛烈に勝ちたかった。今回のトレードを非難する声を勝利で黙らせたかったし、マリオン放出の意義を実感したかった。でも光は見えた。リーグ最弱と言われたリバウンドで、レイカーズを13本リード(46−33)。シーズン平均8.5本だったオフェンスリバウンドを、16本もとれている。狙いのインサイド強化が早くも数字に表れた。

シャックは「29分、15点、9リバウンド、2ブロック」。練習に合流してわずか10日、しかも1ヶ月ぶりの実戦だったことを考えれば上出来だろう。「焦ってはいけない」と自分に言い聞かせている。

正直言って、シャックのサンズ姿は全く似合っていない。その姿に違和感がなくなる頃、サンズは本物になる。


2008/02/13 @ Golden State L 118-120 (36-16)
2008/02/14 vs Dallas W 109-97 (37-16)

オールスター休みへ、そしてシャック登場

ウォーリアーズにはいまだ勝てず。「どうせシャックがくれば、全然違うチームになっちゃうし」と自暴放棄になっている。

手負いのマブスには勝った。スキナーの代わりにマークスが出ていたのは、スキナーがインフルエンザだったため。

これでオールスター休みへ。次戦は20日のレイカーズ戦、おそらくシャックのデビュー戦となる。


シャック来襲

1ヶ月ぐらい前に見た、チャールズ・バークレーのサンズ評は辛辣(しんらつ)だった。

奴らはケミストリーに問題がある。でももっと問題なのは、タフでないことだ。
ナッシュだけがタフで、他の奴らはティッシュ・ペーパーよりソフトだ。

今回のトレードで、チャールズの言葉を思い出した。ケミストリー悪(マリオン)が去り、リーグで一番タフな奴がやってきた。

トレードの内幕については、NBA.JAPANのコラムに譲り、ここではこの先の展望を書きたい。

大前提として、決まったトレードについてデメリットを並べるのは意味がない。

確かに、ここ3シーズン半のスタイルのまま優勝するのが見たかったし、シャックは好きなタイプの選手ではなかった。でも既にシャックはサンズの家族、頼りになるビック・ダディーだ。

まず、アマレが生まれ変わるだろう。本来のPFに戻る効果だけでなく、アマレにとって精神的な柱を得たことが大きい。シャックはアマレのヒーロー。カート・トーマス放出後に空席だった「アマレの兄貴分」を埋めるのに、シャックは最適な人材だ。精神的に未熟なアマレを、シャックが導いてくれるであろう。

ナッシュも肩の荷が下りて楽になるのではないか。これまでチームの浮沈は全てナッシュが背負ってきた。1人で背負わなくて済む分だけ負担が減り、身体のケアやプレイに集中できる。

シャックの状態は良い。身体は絞れていて体脂肪は12%しかないそうだ。怪我が多かったが、サンズの練習が軽めなこともシャックに味方する。11日から練習に参加していて、試合に出るのはオールスター明けのレイカーズ戦(20日)になる模様。

もう、頭の中はシャックの事で一杯だ。早くプレイするところが見たい。最後に、このトレードに対するチャールズのコメントで締めくくる。

奴らには時間がない。今年を逃したら、シャックもナッシュも1歳年をとってしまう。奴らは今年優勝するしかない。

ESPN Power Rankings (Week 15) 36勝15敗

今週 前週 コメント
6位 (6位) シャック加入によるランキングの変動は、シャックの登場待ち

2008/02/08 vs Seattle W 103-99 (35-15)
2008/02/10 vs Washington W 108-107 (36-15)

マリオン抜き、シャック不参加で苦労しながらも連勝。

アマレが28.5得点、13.5リバウンド、3.3ブロックの活躍で、プレーヤー・オブ・ザ・ウィークを獲得。サンズにとっては今シーズン初めてになる。早くもシャック効果か?


2008/02/04 vs Charlotte W 118-104 (34-14)
2008/02/06 vs New Orleans L 130-132 (34-15)

現地で観戦。観戦記はこちら(マリオン放出の話題も含む)


2008/01/27 @ Chicago W 88-77 (32-13)
2008/01/29 vs Atlanta W 125-92 (33-13)
2008/01/31 vs San Antonio L 81-84 (33-14)

ディフェンスは良かったが、所詮スパーズのペース・・・

ESPN Power Rankings (Week 13) 32勝13敗

今週 前週 コメント
4位 (4位)

ESPN Power Rankings (Week 14) 33勝14敗

今週 前週 コメント
6位 (4位) スパーズに負けて、さらにウエストの勝率5割超えチームに5勝8敗。

巡礼へ

 前にも少し書いたが、2月に聖地US Airways Centerで現地観戦してくることになった。ついに夢がかなう時がきたのだ。

2008/02/04 vs Charlotte
2008/02/06 vs New Orleans

 現在、ホーネッツとゲーム差なしでウエスト首位に並んでおり、このまま行けば首位決戦となる。11月末にチケットを確保した時点では、ホーネッツがここまで上がってくるとは思ってもみなかった。

 帰国後に観戦記は詳しく報告したい


2008/01/22 @ Milwaukee W 114-105 (30-12)
2008/01/23 @ Minnesota L 107-117 (30-13)
2008/01/25 @ Cleveland W 110-108 (31-13)

KJ越えを見たい

 期待させたのもつかの間、リバウンド安売り王に逆戻りした。リバウンド得失差はダントツでリーグ最下位。

    リバウンド数(括弧内はオフェンスリバウンド) 
獲得リバウンド 被リバウンド 得失差
2008/01/22 @ Milwaukee 35(9) 44(15) −9
2008/01/23 @ Minnesota 26(3) 48(22) −22
2008/01/25 @ Cleveland 33(3) 41(17) −8

 でも、キャブス戦では勝負強さを見せた。

 同点で迎えた最後の攻撃。インサイドのアマレとディアウにディフェンスが集中したところで、ディアウがコーナーのマリオンにパス。マリオンは完全にフリーだったが慌てて打たず。インサイドに切れ込みイルガスカスをかわして、残り1.1秒で勝ち越しのシュートを沈める。最後はベルが守りきって試合終了。

 値千金のマリオンは、この試合で生涯得点がフランチャイズ4位に浮上した。

1位 Walter Davis 15,666
2位 Alvan Adams 13,907
3位 Kevin Johnson 12,747
4位 Shawn Marion 12,065

 サンズ一筋の9シーズン目、マリオンも今年の5月で30歳になる。このままいけば、来シーズンの序盤にはKJの記録に手がとどく。KJ越えの記事が書けたら幸せだ。それは、来シーズンもマリオンがサンズにいてくれることを意味するから。


ESPN Power Rankings (Week 12) 29勝12敗

今週 前週 コメント
4位 (7位) ヒル不在を5勝2敗で乗り切ったのが評価されている
(ヒルは22日のバックス戦から復帰した)

2008/01/20 vs New Jersey W 116-92 (29-12)

半分終了

 これが41試合目。ちょうどレギュラーシーズンの半分が終わった。29勝2敗で、セルティックスに続くリーグ2位の勝率で後半戦を迎える。

 前半戦を振り返ると、ディフェンスの悪さが目立った。被FG%(45.5%)は昨シーズンと同レベルだが、リバウンドが悪化している。特に被オフェンス・リバウンド(14本)はとられすぎ。「リーグ最低のリバウンド」と呼ばれている。

 そんな中、前半戦の最後はいい形で終えることができた。失点2桁が4試合続いたのは今シーズン初めてだし、リバウンド得失差(+10)は11月以来の好数値。15日にクリッパーズに負けたのが、よほどこたえたらしい。その後は高いモチベーションで、きっちりディフェンスしている。

 ディフェンス開花宣言をするのは早計だが、後からシーズンを振り返った時に、このクリッパーズ戦がターニングポイントになってくれればと思う。

 さて後半戦。後半戦は東方面遠征(4試合)で始まる。この4試合が終われば、残りはホームゲームが中心となる(37試合中、22試合がホーム)。

 イーストの2強(セルティックス、ピストンズ)との対戦(4試合)は全て後半戦。ホーム・アウェイとも、この2チームとの対戦が並んでおり、タフな3日間になりそうだ(2月末と3月末)。ウエスト上位との対戦もたっぷり残っている。ホーム中心とはいえ楽な日程ではない。

 プレイオフまでの残り3ヶ月で、アマレのディフェンスがどこまで改善されるかが鍵をにぎる。


2008/01/18 vs Minnesota W 115-95 (28-12)

お試し起用

 最大28点リードの展開で、ベンチ入りしたメンバーを全て使った。バルボーサ、スキナーを除いたベンチメンバの出場時間は以下のとおり。

ストリベリー(19分)、マークス(5分)、バンクス(5分)、パイク(2分)

 注目はストロベリー出場時間、これまでならバンクスが出てた時間をストロベリーに割り当てている。おそらく、バンクスを見限って、ストロベリーのお試し起用だろう。昨シーズンもローズやパイクを、お試しで数試合ローテーションに組み込んだことがあった。

 残念ながらストロベリーはこの試合でアピールすることはできなかった(FG:1/6の5点)。ヒルは22日のバックス戦から戻ることが予想され、ヒルが復帰すればお試し起用のプレイタイムはなくなる。ストロベリーのお試しチャンスは、次のネッツ戦(ホーム)しかない。


2008/01/17 @ LA Lakers W 106-98 (27-12)

嬉しい勝利

 2連敗していたレイカーズに勝ち、ディビジョン首位およびカンファレンス首位を奪還。レイカーズのディビジョン首位は2日天下だった。3敗でプレイオフに突入したくないので一安心。

 本当はバイナムがいるレイカーズに勝っておきたいが、そんな贅沢を言っている余裕はない。「なんとしてでも勝つ」の意気込みは、選手の起用法にも見えた。おそらく今シーズン初めての7名ローテーション。当てにならないバンクスを使わずに、プレイオフ的な起用法で必勝体制で臨んだ。

 現在ウエストは大混戦。1.5ゲーム差に5チーム(サンズ、ホーネッツ、マブス、レイカーズ、スパーズ)がいる状況。少なくともこのままディビジョン首位はキープしたい。


2008/01/15 @ LA Clippers L 90-97 (26-12)

Damon Stoudamire

 勝率3割のクリッパーズに敗戦してディビジョン首位陥落。試合で何が起こっているのかを、BOXスコアを見てみる。
 (「+/-」の意味は2007/11/4の記事を参照)

  min +/-
S.Nash 36:16 +12
R.Bell 42:32 +1
B.Diaw 36:54 -9
S.Marion 43:28 0
A.Stoudemire 35:50 +3
L.Barbosa 22:50 -17
B.Skinner 14:51 -10
M.Banks 07:19 -15

 ヒル不在でスタメンに座っているディアウを含め、ベンチ陣の出場時間帯に大量リードを許している。特に問題なのはバンクス、たった7分で−15とは恐ろしい数字だ。オフシーズンの課題として控えPGの補強は挙がっていたが、ゲームメイクができるヒルの加入で控えPGの話は忘れられていた。その課題がヒルの欠場で顕著化している。

 そんな中、控えPGに関わる話題がArizona Republicに掲載されていた。

 グリズリーズのDamon Stoudamireがバイアウトに合意したら、サンズは彼に興味を持つと思われる。そうなれば、彼は最低年俸でサンズとサインしそうだ。

 デーモンはスティーブ・カー(サンズGM)の元チームメイトで、共にアリゾナ大の出身。カーの誘いをうけて、地元に帰ってくるのか?

 ただ、デーモンが本当にバイアウト交渉をしているかは疑問。デーモンはグリズで先発で使われてるし、年棒も4.3百万円とさほど高くない。メンフィスが彼を手放したいとは思えない。。また、最低年棒で安易に選手を獲るのも注意が必要。昨シーズン、同じ条件でジャレン・ローズを獲得して、チームの雰囲気を悪くした前科がある。先行きを見守りたい。


ESPN Power Rankings (Week 11) 26勝11敗

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7位 (6位) マブスにも抜かれて順位を落とす。                   

2008/01/12 vs Milwaukee W 122-114 (26-11)

 ナッシュ、マリオンが復帰。21点、11リバウンドのディアウの奮闘が光った。このアグレッシブさを全試合で見せてくれるのを切に望む。


2008/01/09 vs Indiana W 129-122 (25-10)
2008/01/10 @ Utah L 86-108 (25-11)

学級閉鎖

 ここに来て欠席が目立っている。

 ヒルが欠場し、ナッシュが途中退場したペイサーズ戦は、延長でなんとかとれたが、3人(ナッシュ・ヒル・マリオン)が欠場したジャズ戦はメタメタ。BS中継で見たけど収穫はなく眠いだけだった。学校だったら学級閉鎖にしてくれるのに。この負けでマブスに勝率で並ばれた。


2008/01/07 vs Denver W 137-115 (24-10)

不穏

 試合前は不穏だった。

 土曜のホーネッツ戦、終盤にシュート機会がなかったアマレは不満を隠さず。そして、翌日の練習にアマレは現れなかった。「子供の熱が高かったため」と弁明したが、真意は不明。チームの和が乱れているとの憶測が駆け巡った。

 試合はチーム記録タイとなる20本の3ポイントを沈めて快勝。アマレも合流して、「23分、20点、10リバウンド」の結果を残した。この1勝だけで、チームの和が回復したと考えるのは早計。ただ、前には進んでいると信じたい。


ESPN Power Rankings (Week 10) 23勝10敗

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6位 (3位) ホーネッツ(3位)、レイカーズ(4位)に蹴落とされる。実際負けてるから仕方ないね。

2008/01/05 vs New Orleans L 113-118 (23-10)

クリス・ポールは俺が止める

 漠然と感じていた。でも、改めて数字で見ると愕然とした。

今シーズン、ウエスト上位8チーム相手に1勝6敗

 勝率首位なのにこの数字。弱者に勝てるが、強者に勝てない。世間に馬鹿にされる典型的なパターン。

DAL 12/19(A)
×
2/14(H)
 
4/6(H)
 
 
LAL 11/2(H)
×
12/25(A)
×
1/17(A)
 
2/20(H)
 
SAS 12/17(A)
1/31(H)
 
3/9(H)
 
4/9(A)
 
NOH 12/15(A)
×
1/5(H)
×
2/6(H)
 
2/27(A)
 
POR 3/4(A)
 
3/18(A)
 
4/16(H)
 
 
DEN 1/7(H)
 
3/5(A)
 
3/31(H)
 
4/1(A)
 
GSW 11/26(A)
×
2/13(A)
 
3/13(H)
 
4/14(H)
 

 2連敗しているレイカーズとホーネッツはもう落とせない。ホーネッツとの次戦(2/6)は現時で観戦する。念願の現地観戦がとうとう実現するのだ。次戦は私の「Defenceコール」で、クリス・ポールを止めてみせる。


2008/01/03 vs Seattle W 104-96 (23-9)

 4連勝したものの、1Qにわずか13点しかとれず。安定感なし


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