Suns News サンズ最新情報
(2010年1月〜5月

 ※日付は特に明記がなければ現地時間で

【HOME】


シーズンを終えて

 結局、Game6の試合は観なかった。観たのは試合後のナッシュのみ、記者会見は娘さん2人を抱きながらだった。子供の相手でもしながらじゃないと、冷静でいられなかったんだろう。ロッカールームでは涙を見せている。

 サンズを濃く応戦するようになって約13年、93年のファイナルは一般人だったので、まだファイナルは経験しておらず、ファイナルは「長年の夢」である。しかし、今年は「自分の夢をかなえたい」というよりも、「ナッシュをファイナルに行かせてやりたい」との気持ちのほうが強かった。ナッシュは「ファイナル未出場でのプレイオフ試合数」の歴代1位。こんな数字を残したまま彼のキャリアが終わってしまったらむごすぎる。

 「ディフェンス」「セカンドユニット」「ケミストリー」、三つのキーワードを胸に「今年こそは」と望んだカンファレンス・ファイナル。今年の状態で無理なら永遠に無理なのか?、それとも「経験」を上乗せすればなんとかなるのか?

 敗戦後にオフィシャルページに載ったビデオは「THANK U SUNS FANS!」。最高に楽しませてもらったんだから、礼を言うのはこっちのほうだ。


2010/05/29 Conf Final vs Lakers Game6 ● 103-111

終了

Game1 5/17 Away 107-128 0勝1敗
Game2 5/19 Away 112-124 0勝2敗
Game3 5/23 Home 118-109 1勝2敗
Game4 5/25 Home 115-106 2勝2敗
Game5 5/27 Away 101-103 2勝3敗
Game6 5/29 Home 103-111 2勝4敗
Game7 5/31 Away      

試合から1週間経ったがまだ観ていません。そろそろ観ます。


2010/05/27 Conf Final vs Lakers Game5 ● 101-103

「ナッシュとファイナルに行きたい」

Game1 5/17 Away 107-128 0勝1敗
Game2 5/19 Away 112-124 0勝2敗
Game3 5/23 Home 118-109 1勝2敗
Game4 5/25 Home 115-106 2勝2敗
Game5 5/27 Away 101-103 2勝3敗
Game6 5/29 Home      
Game7 5/31 Away      

 頭を冷やすために1日空けて4Qのみ観た。ナッシュの鬼神の追い込み、リチャードソンの劇的同点弾もかなわず、アーティストのブザービーターに沈んだ。「必勝」という言葉は今日のためにあった。試合前には珍しく神頼みまでした。最大18点差を追いついたが「善戦」では片付けたくない、今日はどうしても勝たなくてはいけなかった。

 ただ、この試合で敵地でもいけることが分かった、残り2連勝の奇跡にかける。Game1,2のような惨敗であれば奇跡さえ考えられなかったが、今なら考えられる。ナッシュにとって今年が最後のチャンスだろう。心の底から願う

 「ナッシュとファイナルに行きたい・・・」


2010/05/25 Conf Final vs Lakers Game4 ○ 115-106

「全員」のサンズ

Game1 5/17 Away 107-128 0勝1敗
Game2 5/19 Away 112-124 0勝2敗
Game3 5/23 Home 118-109 1勝2敗
Game4 5/25 Home 115-106 2勝2敗
Game5 5/27 Away      
Game6 5/29 Home      
Game7 5/31 Away      

 試合後のNBA.com、トップページに「ダドリーとアムンドソンが吼える写真」があった。その瞬間に待ちわびていた「セカンドユニットによる勝利」が実現したことを知った。

 フライ:14点、ダドリー:11点、ドラギッチ:8アシスト、バルボーサ:14点、アムンドソン:7リバウンド。それぞれが自分の役割をはたしてベンチで合計54点。試合後にはヒーローインタビューを5人並んで受けてた。

 この試合のハイライトは2Qのフライ。フライの3ポイントがようやく入り、1本決めたら4分で3本決めた。フライを信じて起用したジェントリー、フライを信じてパスを回し続けたチームメイト、そしてマスコミに叩かれながらも自分を信じたフライ、全員の信頼関係の結実である。

 チーム内のケミストリーは本物らしい。

 サンズの長所は、セルフィッシュな選手がいないということだろう。試合中、ジェントリーHCがバルボサに代えて先発のジェイソン・リチャードソンをコートに戻そうとした時、リチャードソンは波に乗るバルボサをプレイさせることを進言したという。ジェントリーHCは、「うちと他チームが大きく異なる点だと思う。我々はカレッジのようなチームだ」と、チームの協調性を称えた。(NBA.com日本

 オフタイムでも仲が良く、ポートランドとの1stラウンドの最中にはみんなで映画(アイアンマン2)を観に行ったそうだ。これを報じた記事でも「カレッジ時代のようだ」というリチャードソンのコメントを見た。それだけ雰囲気がいいのであろう。

 「全員のサンズ」と「コービーのレイカーズ」。ファイナルにふさわしいのはサンズだ。


2010/05/23 Conf Final vs Lakers Game3 ○ 118-109

無敵モード

Game1 5/17 Away 107-128 0勝1敗
Game2 5/19 Away 112-124 0勝2敗
Game3 5/23 Home 118-109 1勝2敗
Game4 5/25 Home      
Game5 5/27 Away      
Game6 5/29 Home      
Game7 5/31 Away      

 アマレの42点でようやく勝利。インサイドに切れ込んだ時のアマレは無敵だった。リバウンドも11で攻守にわたる活躍。Game1,2でディフェンスを酷評したマスコミを見返したかったのか、それともエージェントに「このままではFA市場で価値が落ちるよ」とハッパをかけられたか。理由はどうでもいい、アマレはこのまま「無敵モード」を続けてもらう必要がある。ロペスも20得点で完全復帰を遂げ、しかもバイナムは故障。インサイドは多少目処がついた感がある。

 問題はアウトサイドだ。ベンチの沈黙が続いている。ベンチの3ポイント部隊(ドラ、バル坊、ダドリー、フライ)の成績は、FG(3/19)、3P(0/11)と惨憺たる状態。シリーズ前の両チーム比較で、サンズが唯一勝っていたのが「ベンチの厚み」。このベンチの不調をなんとかして、3ポイントで稼ぐ本来の形にしないとこのシリーズは抜けられない。フライは自信なさそうにシュートを打っていた。1本入ればフライが落ち着き、フライが落ち着けばベンチの停滞ムードも解消するはず。ベンチ復調のきっかけが欲しい。


2010/05/19 Conf Final vs Lakers Game2 ● 112-124

フライ

Game1 5/17 Away 107-128 0勝1敗
Game2 5/19 Away 112-124 0勝2敗
Game3 5/23 Home      
Game4 5/25 Home      
Game5 5/27 Away      
Game6 5/29 Home      
Game7 5/31 Away      
 3Q終盤、リチャードソンの得点が20点を超え「確変」に突入。最後の追い込みで3Qを同点で終えた。このいい流れを止めたのがフライ。4Q序盤に登場し、1分半でシュートを2本落としてベンチに戻る。PLAY-BY-PLAYしか見てないが、ここであきらかに流れが止まった。あとはみんなでファールとTOを連発しておしまい。

Game1は3点、Game2に至っては0点。借りは自ら返すしかないね>フライ


2010/05/17 Conf Final vs Lakers Game1 ● 107-128

Game1 5/17 Away 107-128 0勝1敗
Game2 5/19 Away      
Game3 5/23 Home      
Game4 5/25 Home      
Game5 5/27 Away      
Game6 5/29 Home      
Game7 5/31 Away      

 詳報を追う気にもならない完敗。


PLAYOFF Conf Final展望(vs Lakers)

Game1 5/17 9:00ET(日本時間10:00) Away
Game2 5/19 9:00ET(日本時間10:00) Away
Game3 5/23 8:30ET(日本時間 9:30) Home
Game4 5/25 9:00ET(日本時間10:00) Home
Game5 5/27 9:00ET(日本時間10:00) Away
Game6 5/29 8:30ET(日本時間 9:30) Home
Game7 5/31 9:00ET(日本時間10:00) Away

 セミファイナルを4連勝で片付けたため1週間強空いた。サンズにとっては恵みの1週間だった。

 まずはナッシュの回復。セミファイナルで痛めた目の怪我はもちろん、持病の背中・臀部をケアすることができた。もう1つはロペスの復帰。とうとう復帰許可が出て、この1週間でチームとのコンビネーションも十分確認できた。

 「怪我人なし」、「休養十分」、万全の体制で開幕を静かに待つ。


2010/05/09 Conf Semifinal vs Spurs Game4 ○ 110-96

カンファレンス・ファイナル進出

Game1 5/03 Home 111-102 1勝0敗
Game2 5/05 Home 110-102 2勝0敗
Game3 5/07 Away 110-96 3勝0敗
Game4 5/09 Away 107-101 4勝0敗
Game5 5/11 Home      
Game6 5/13 Away      
Game7 5/16 Home      

 ナッシュにとって、プレイオフにまつわる不名誉な記録が2つあった。1つの記録は終わり、もう1つの記録はこれから終わらせる。

 1つ目の記録は、プレイオフでのスパーズとの対戦が5シリーズ全敗だったこと(ベンチメンバだった1998年も含めると6シリーズ全敗)。サンズで3回、マブスで2回対戦しているが、いずれもスパーズの壁を越えられなかった。この記録は終わった。「終わった」というよりも、ナッシュ自らの手で「終わらせた」が正しい。

 「血の日曜日(Bloody Sunday)」と現地紙は表現した。2年前(スパーズとの1st Round Game1)でナッシュが鼻から大出血した日も日曜日だったらしい。3Q残り5分、レイアップにいこうとしたダンカンのひじがナッシュの右目を直撃して出血。まゆ毛の下を6針も縫うことになった。
 治療後に4Qからコートに戻ったものの、右目はふさがり片目だった。この状態で10点、5アシストを決めて、スパーズをスウィープ(4連勝)で沈めた。

 スパーズとの対戦は「プレイオフで勝てないサンズ」の象徴であり、超えなければいけない壁であった。この壁をようやく超えた。4連勝しただけでなく、11点差(Game2)、19点差(Game3)、9点差(Game4)のビハインドからの逆転勝利であり、溜飲を下げるにも十分な内容だった。

 ナッシュの不名誉記録の2つ目は、「NBAファイナル未出場でのプレイオフ最多出場(112試合)」であり、この記録はこれから終わらせる。ただ、今日のみんなの気持ちはArizona Republicに書かれた以下の言葉に集約されるであろう。

今はコービーのことは忘れて、喜びを味わう時間を少しだけください

2010/05/07 Conf Semifinal vs Spurs Game3 ○ 110-96

末っ子の成長

Game1 5/03 Home 111-102 1勝0敗
Game2 5/05 Home 110-102 2勝0敗
Game3 5/07 Away 110-96 3勝0敗
Game4 5/09 Away      
Game5 5/11 Home      
Game6 5/13 Away      
Game7 5/16 Home      

 用事を片付けながら、細切れに得点だけチェックしていた。ようやく手が空いて、NBALPの生放送を見た時には試合は終わっていた。画面に映ったのは試合後のヒーローインタビュー、マイクを向けられていたのは、4Qだけで23点入れたドラギッチだった。

 ドラギッチの入団はいろいろあった。「ローズ(全体1位指名)に次ぐPGの逸材」とフロントが評価して、ドラフト当日に破格の条件のトレードで獲得。さらに、前所属チームとのバイアウト費用をドラギッチに負担してやる必要があり、1巡目なみの契約額と契約年数で契約。45位指名を獲得するのにずいぶん費用がかかった。
 ナッシュの控えかつ後継者として期待していたが、スティーブ・カーGMには酷い目にあわされていたため、「カーが選んだドラギッチは本物なのか?」との疑念は彼につきまとった。
 そしてルーキーシーズン(2008年)が開幕、ドラギッチは期待にこたえられなかった。ドラギッチが出ると試合のリズムが壊れた。「カーの人選はやっぱり駄目だ」とファンはため息をついた。

 今でこそセカンド・ユニットの司令塔として確固たる地位を確立しているが、ドラギッチには「期待と落胆」の過去があった。そんなドラギッチが大舞台で大きな仕事をして、晴れ舞台でインタビューを受けている。「頼りなかった末っ子」の成長を目にして感無量だった。

 最大18点あった差を逆転しての大差の勝利。「さすがに今日は無理か」と思った私を、彼らは越えた。プレイオフに入ってから、1試合ずつ彼らは成長中している。


世界最高の仲間達

改めて、過去のシーズンとロースターを比較してみた。

  2004-2005シーズン 2006-2007シーズン 2009-2010シーズン
PG ◎ナッシュ
○バルボーサ
◎ナッシュ
○バルボーサ
 バンクス
◎ナッシュ
○ドラギッチ
SG ◎ジョー・ジョンソン
○ジム・ジャクソン
◎ベル
 パイカウスキー
◎J−Rich
○バルボーサ
SF ◎Q・リチャードソン
 マッカーティ
◎マリオン
○ジェームス・ジョーンズ
 ジェイレン・ローズ
◎ヒル
○ダドリー
PF ◎マリオン
 ボー・アウトロー
 ポール・シャーリー
◎アマレ
 ジュマイン・ジョーンズ
◎アマレ
 クラーク
 グリフィン
 デュワイン・ジョーンズ
◎アマレ
○ハンター
 ボスクール
◎ディアウ
○ カート・トーマス
 バーク
 マークス
◎ロペス
○フライ
○アムドソン
(○)コリンズ
  8人ローテーション 8人ローテーション 10人ローテーション

凡例 ◎:先発 ○:ローテーション内 無印:ローテーション外
 

 2005年と2007年はわずか8人で回しており、セカンド・ユニットの概念は成立していなかった。また2007年のローズなどは「ローテーション外のベテラン不満分子」であり、チームの不協和音の原因となっていた。

 対する2010年。自律できるセカンド・ユニットが確固として存在し、安心して先発を下げられるようになった。また余分な選手がおらず、チーム内の雰囲気も良い。ナッシュは次のように語っている。

 「今このチームでプレイするのがとても楽しい。世界最高の仲間達だと思う」(1st Round Game4前)
 「こんなに素晴らしい仲間に囲まれてプレーしたことはないよ」(Conf-Semifinal Game2後)


2010/05/05 Conf Semifinal vs Spurs Game2 ○ 110-102

子供と大人

Game1 5/03 Home 111-102 1勝0敗
Game2 5/05 Home 110-102 2勝0敗
Game3 5/07 Away      
Game4 5/09 Away      
Game5 5/11 Home      
Game6 5/13 Away      
Game7 5/16 Home      

 「オフェンス」と「ディフェンス」を人間に例えると、「オフェンスは子供」で「ディフェンスは大人」だろう。「得点も多いが失点も多い」のは子供じみた感じで、「得点は多くないが失点が少ない」は大人の香りがする。

 「サンズはオフェンスだけだからプレイオフで勝てない」と言われると、「子供にはプレイオフは無理」と言われたような感じがしていた。かつては「子供でも頑張ればやれる!」と主張していたが、それが不可能なのは、60勝以上したのにファイナルまでも届かなかった過去(2005年、2007年)が証明している。

 今日は「大人のやり方」で勝つことができた。

 FG%はスパーズの50.6%に対してサンズは42.4%、オフェンスの「子供の喧嘩」では完敗である。しかし、勝てたのは何故か?。リバウンドはスパーズの37本に対してサンズは49本、ディフェンスでの「大人の戦い」に勝利したからだ。

 11点差をつけれられた2Q、追い上げのきっかけはセカンド・ユニットのディフェンスだった。2分でオフェンス・リバウンド8本、セカンド・ユニットの奮闘で試合の流れが変わった。その中心にいたのはダドリー。リバウンドだけではない、3本のバスケットカウントを獲得する度のガッツ・ポーズ、ダドリーの「熱」でアリーナは沸騰した。
 「ダドリーが試合を変えた。彼はモンスターだった。」(スパーズ ポポビッチHC)
 「プレイヤー・オブ・ザ・ゲームは彼だと思う。」(ナッシュ)

 ダドリーが変えた試合の流れ、11分間かけて2Qの最後にアマレのダンクで同点に追いついた。ゆっくりとジリジリと追い上げて、相手を疲弊させる展開も大人っぽくて良い。「ベンチの層の厚さ」「勝負強さ」そして「チームの結束力」も大人の条件だろう。今の彼らと比較すると、2005年、2007年のチームは子供に見える。

 念願だった第1戦・2戦の連勝が現実のものとなった。しかしホーム2連勝は「手段」であって「目的」ではない。まだ喜んではいられないよ。


LOS SUNS

 Game2でサンズは胸に「LOS SUNS」と書かれたユニホームで出場する。これはアリゾナ州で4月23日に成立した「全米で最も厳しい移民法」に対する抗議を表明するためである。

 この州法ではアリゾナ州の移民は外国人登録証の常時携帯が義務付けられ、警察官は不法滞在が疑われる移民への職務質問が義務付けられる。メキシコ国境があるアリゾナ州が治安回復を狙って成立させた州法だが、人種差別の懸念からこの州法に対する批判の声は大きく、リーグも選手会もこの抗議行動に賛同している。「移民」というとピンとこないが、外国籍をもつナッシュ、バルボーサ、ドラギッチは「アリゾナ州の移民」である。

 もともとこのユニホームは、3月に実施されたラテンアメリカ向けのキャンペーン「Noche Latina(ラテン・ナイト)」で着用されたもので、「LOS」とはスペイン語における男性複数の定冠詞のこと(英語の”The”に相当)。3月に着たときは2試合とも勝っている


2010/05/03 Conf Semifinal vs Spurs Game1 ○ 111-102

決別

Game1 5/03 Home 111-102 1勝0敗
Game2 5/05 Home      
Game3 5/07 Away      
Game4 5/09 Away      
Game5 5/11 Home      
Game6 5/13 Away      
Game7 5/16 Home      

 ナッシュ体制になってから、プレイオフでスパーズとあたるのは4回目。これまで全て負けているため、おこがましくて「ライバル」とは言えない。試合は「嫌な記憶」のオンパレードだった。「パーカー/ジノビリに切り裂かれる」、「ハーフコートで攻め手がなく硬直」、目の前に広がるのは過去の記憶の再現フィルムだった。

 残り4分で1点差まで迫られ、頭をよぎった記憶は「スパーズの老獪な試合運びで負けるパターン」。しかし、なんとかふんばって過去の記憶と決別した。残り1分でのリチャードソンの3ポイントには痺れた(しびれた)、家の中で咆哮した。ホームコート・アドバンテージを確実にキープできたことが嬉しい。

 もう1つ決別する必要のある事項は、「ホームで連勝できない」こと。2005年以降、ホームコート・アドバンテージを保持していたシリーズは過去8回。しかし、第1戦・2戦のホームで連勝できたのはわずか2回しかない。

表:ホームコート・アドバンテージ(HCA)の有無と勝敗
2005 1st round グリズ HCAあり ○○○○
Conf Semifinal マブス HCAあり ○●○●○○
Conf Final スパーズ HCAあり ●●●○●→敗退
2006 1st round レイカーズ HCAあり ○●●●○○○
Conf Semifinal クリッパーズ HCAあり ○●○●○●○
Conf Final マブス なし ○●●○●●→敗退
2007 1st round レイカーズ HCAあり ○○●○○
Conf Semifinal スパーズ HCAあり ●○●○●●→敗退
2008 1st round スパーズ なし ●●●○●→敗退
2010 1st round ブレイザース HCAあり ●○○●○○
Conf Semifinal スパーズ HCAあり ○?

 スパーズ相手に第1戦で勝っただけても進歩ではあるが、ここは第2戦もきっちり勝って「決別」する。


PLAYOFF Conf Semifinal展望(vs Spurs)

Game1 5/03 10:30ET(日本時間11:30) Home
Game2 5/05 09:00ET(日本時間10:00) Home
Game3 5/07 09:30ET(日本時間10:30) Away
Game4 5/09 08:00ET(日本時間09:00) Away
Game5 5/11 Home
Game6 5/13 Away
Game7 5/16 Home

 第2シードのマブスが負けてくれたおかげで、第3シードのサンズにホームコート・アドバンテージがある。

 通常であれば、今シーズンの対戦成績を書いたり、過去のプレイオフでの対決について語ってみたりするところ。ましてや、相手は因縁のスパーズ、書こうと思えばいくらでも書くネタはある。ただ、過去の話を書いてもあまり意味はない。

 不思議と冷静である。気負いもない。今はただ静かに開幕を待つ。 


コーヒーブレーク

久々のエアメール・オートが帰還した。発送した通常サイズのカードでなく、A5サイズぐらいの大きなカードに書いてくれた。


2010/04/29 First Round vs Blazers Game6 ○ 99-90

カンファレンス・セミファイナル進出

Game1 4/18 Home 100-105 0勝1敗
Game2 4/20 Home 119-90 1勝1敗
Game3 4/22 Away 108-89 2勝1敗
Game4 4/24 Away 87-96 2勝2敗
Game5 4/26 Home 107-88 3勝2敗
Game6 4/29 Away 99-90 4勝2敗
Game7 5/1 Home      

 1Qにリチャードソンの爆発(14得点)でかせいだリードを、4Qに同点に追いつかれる。しかし、ここから相手のFGを6分間封じ込めて、11−1のランで再び10点リードを確保した。悪いシチュエーションを乗り切れた事に、チームの成熟を感じる。

 改めて振り返ると、このシリーズは4勝2敗。勝った試合も29点差、19点差、19点差、9点差と圧勝であり、客観的に見れば「危なげない勝利」のはずだ。しかし、なかなかどっしりとは構えられなかった。Game1でキャンビーの17リバウンドを見れば「やはりロペスぬきでは、インサイドは無理か」と嘆き、Game4でロイの復帰を見れば「これで勢いはポートランドへ行ったか?」と不安になった。常に敗退することが脳裏をかすめ、過度に心配性になっていたのだ。

 第一次ナッシュ王朝(2004-05〜06-07)の頃はもっと強気だった。今よりもっとポジティブだった(無知だったとも言えるが)。しかし、シャック路線で路頭に迷い、2008年にファーストラウンドで敗れてから、チームを信じる気持ちに迷いが生じた。さらに去年はプレイオフ進出さえも逃し、すっかり負け犬体質になってしまった。

 でも、今は信じるに足りる奴らが僕らにはいる。オフェンス力は昔のままで、ディフェンスもそこそこできて、2ndユニットで崩れることはない。まさに第二次ナッシュ王朝、これまでで最高のチームだ。ファイナル制覇に値するチームかどうかは分からないが、もっと自信をもっていいはず。

 最後までいくよ。


2010/04/26 First Round vs Blazers Game5 ○ 107-88

過度の心配は不要

Game1 4/18 Home 100-105 0勝1敗
Game2 4/20 Home 119-90 1勝1敗
Game3 4/22 Away 108-89 2勝1敗
Game4 4/24 Away 87-96 2勝2敗
Game5 4/26 Home 107-88 3勝2敗
Game6 4/29 Away      
Game7 5/1 Home      
 1Qの途中でスコアを見たら13点差で負けてた。暗澹(あんたん)たる気持ちで席を立ち、3分後に戻ったら同点に追いついていた。思わずつぶやいた「まったく、心配させやがって(苦笑)」

 ジェントリーHC曰く、現場は全く心配していなかったそうだ。ポートランドは試合開始から11本中10本のシュートを決め、面白いように点が入った。しかし、ポートランドにとっては逆に落とし穴だった。ポンポンと点が入るゲーム展開は、サンズが望むアップテンポそのもの。やがてポートランドはその波にのまれた。

 スランプだったフライとダドリーが復調、フライ20点、ダドリー19点と2ndユニットが試合を決めた。ドラギッチも安定しており、ナッシュのプレイタイムをGame4の38分から、27分に減らすことが出来た。レギュラーシーズン後半の「2ndユニットが元気で、ナッシュが休める」が戻った。

 ようやく分かった。このシリーズは過信は禁物だが、過度の心配は不要である。焦らずに彼らを信用しよう。


2010/04/24 First Round vs Blazers Game4 ● 87-96

マジ?

Game1 4/18 Home 100-105 0勝1敗
Game2 4/20 Home 119-90 1勝1敗
Game3 4/22 Away 108-89 2勝1敗
Game4 4/24 Away 87-96 2勝2敗
Game5 4/26 Home      
Game6 4/29 Away      
Game7 5/1 Home      

 ユニホーム姿のロイを目にした時には、目を疑った。ファースト・ラウンドでは復帰しないはずだったロイが突如復帰したのだ。アウェイでの連勝を目論んでいたが、楽はさせてくれないようだ。


2010/04/22 First Round vs Blazers Game3 ○ 108-89

粉砕?

Game1 4/18 Home 100-105 0勝1敗
Game2 4/20 Home 119-90 1勝1敗
Game3 4/22 Away 108-89 2勝1敗
Game4 4/24 Away      
Game5 4/26 Home      
Game6 4/29 Away      
Game7 5/1 Home      

 前半終了時点で「66対37」。原稿の見出しは「粉砕」とするつもりだったが、4Q途中で11点差まで追い上げられ、いまひとつスッキリしない勝利。まあ、勝ってるんだから内容に文句を言うのは贅沢か。

 リチャードソンがプレイオフ・キャリアハイの42得点で絶好調。3ポイントの8本成功は、チャップマンのフランチャイズ記録(9本)に1本だけ足りなかった。


2010/04/20 First Round vs Blazers Game2 ○ 119-90

ヒル

Game1 4/18 Home 100-105 0勝1敗
Game2 4/20 Home 119-90 1勝1敗
Game3 4/22 Away      
Game4 4/24 Away      
Game5 4/26 Home      
Game6 4/29 Away      
Game7 5/1 Home      

 初戦の嫌な負けっぷりを目にして心配したが、完勝して安堵した。

 今日はポートランドのFG%を38.2%に抑えたディフェンスの勝利。中でも初戦で31得点だったアンドレ・ミラーを抑えたヒルのディフェンスが絶賛されている。ミラーを抑えただけではない、FGは11本中10本決めて20得点、リバウンドはチーム最多の8本と最高のパフォーマンスを魅せた。

 ヒルが加入して3シーズン目、最初のシーズンのプレイオフは怪我で足をひっぱったため、「プレイオフに弱い疫病神」とか言われていた。しかし、今はそんな中傷をする者はいない。ロールプレイヤーとして黙々と実績をつみあげることで、ファンからの信頼を勝ち取ったのだ。

 グラント・ヒル37歳。キャリア最高のプレイオフははじまったばかりだ。


2010/04/18 First Round vs Blazers Game1 ● 100-105

信じられない

Game1 4/18 Home 100-105 0勝1敗
Game2 4/20 Home      
Game3 4/22 Away      
Game4 4/24 Away      
Game5 4/26 Home      
Game6 4/29 Away      
Game7 5/1 Home      

初戦からやってしまった。試合後のコメントが腹立たしい。

スターダマイヤーは、「少し相手の実力を軽く見てしまっていたかもしれない」と反省。ナッシュも「もうなめてかからない」と気を引き締め直した。

ロイ不在とは言え「なめてた」って本当なのか? 信じられない。


PLAYOFF First Round展望(vs Blazers)

Game1 4/18 Home
Game2 4/20 Home
Game3 4/22 Away
Game4 4/24 Away
Game5 4/26 Home
Game6 4/29 Away
Game7 5/1 Home

 オフェンス対ディフェンスの対決。ポートランドのタフなディフェンスを、サンズのピック&ロールががどう破るかが焦点。こちらはロペスが間に合わなかったが、向こうもロイが欠場している。


ジェントリー

 ポーターを更迭した際に就任したため、「その場しのぎの人選」との思いが強く、あまり期待していなかった。しかし、ダントーニ時代からの課題であった「ラン&ガンとディフェンスの両立」と「10人ローテーション」を実現し、コーチ・オブ・ザ・イヤーの候補にも名前が挙がるほどとなった。
 個人的にはロペスが離脱した際の対処が優れていたと思う。普通なら先発をフライに戻すところを、あえてコリンズを先発に起用した。コリンズの先発10試合での成績はわずか「12.1分、1.8点、2.4リバウンド」、この思い切った起用法でフライ中心のベンチ組のバランスを保った。ロペス不在で大崩しなかったのは、ジェントリーの手腕が大きい。
 ダントーニ体制の唯一の生き残りのジェントリー、ポーター体制にした時にジェントリーを残しておいて本当によかった。

ナッシュ

 年齢による衰えを懸念したダラスが契約延長を躊躇してから早6年。史上最年長の36歳でアシスト王を獲得し、MVP時代と変わらぬ数字を残している。去年の数字は年齢によるものではなく、ポーターを起用したカーのせいであることを証明した。長年の懸案だった、プレイタイム長時間化によるスタミナ問題は、ドラギッチの成長でようやく解決。(レギュラーシーズン後半戦のプレイタイムは減少し、最後の3戦は4Qを全て休むことができた。)
 準備は整った、ナッシュと再び頂点を目指せることを嬉しく思う。

アマレ

 「FA前に市場価値を高めるために奮起している」と言われているが、理由なんてどうでもいい。アマレが実績を残したことだけが事実で、ここまで連れてきてくれたのはアマレのおかげである。接戦のPLAY-BY-PLAYにアマレの名前が列挙されるのは頼もしく、真のGo to Guyになりつつある。
 お調子者のアマレをどこまで気分よくやらさせらるかがプレイオフの鍵だ。

リチャードソン

 シーズン後半に安定感を増して、1桁得点に終わる試合がほとんどなくなった。アマレとともに後半戦好調の牽引者である。オフェンスの看板が2枚あることの意義を実感でき、ようやくチームの一員として認める気になった。

ヒル

 リーグ3番目の年齢(37歳)での81試合出場は立派の一言。ロールプレイヤーであるために褒める機会が少ないが、ディフェンス面、アシスト面も含めてヒルの貢献は数字以上である。「好きな選手」というより「尊敬できる人」と言ったほうが、今はしっくりくる。
 現在、レプリカジャージを買うとしたら、買うのは「33」だ。

2010/4/16 レギュラーシーズン総括

2010/04/09 @ Oklahoma City ● L 91-96
2010/04/11 vs Houston ○ W 116-106
2010/04/13 vs Denver ○ W 123-101 →4位以内確保
2010/04/14 @ Utah ○ W 100-86
      →レギュラーシーズン終了 54勝28敗 ウエスト3位

 きつい日程を乗り切って第3シードをつかみとった。最高の雰囲気でプレイオフを迎える。

 波が激しかった今シーズンをArizona Republicの引用で振り返る。

 1つのシーズン中に「14勝3敗の『驚き』」、「12勝18敗の『落胆』」、「28勝7敗の『生き返り』」の3つの段階があった。

 開幕前は「良くてプレイオフ下位」と思われていたサンズ。そんなサンズが8勝1敗でスタートしたのは驚きだった。

 しかし、12月1日のニックス戦で惨敗してから1月25日のボブキャッツ戦までが悲惨だった。この期間12勝18敗で、2桁リードを守れない敗戦が6試合もあった。順位も9位まで落ちた。

 1月中旬に先発センターをフライからロペスに変えた。ロペスはディフェンスとリバウンドをチームにもたらし、フライは得点不足だったベンチにオフェンスで貢献した。

 トレード期限が近づき、アマレやリチャードソンの放出の噂でチームのケミストリーが壊れたかけた。しかし、アマレとリチャードソンの残留が確定すると、2人はリーグ3位のスコアリング・デュオ(44.4点)となった。

 プレイオフのような最後の2ヶ月を過ぎ、彼らは順位を5つ上げた。

 今シーズンは「雨降って地固まる」だったと言える。「いつバブルがはじけるか?」と不安だった序盤の好調も、離れかけてた私の気持ちをサンズに戻すためには必要だったし、中盤の深刻な不調がなければ今のローテーションに変えることもなかった。3つの段階はそろぞれ必要なものだったのだ。

 オールスター以降はウエスト最高勝率、「ジェントリーHCがサンズにディフェンスをもたらした」とバークリーも珍しく褒めている。今年は今までとは違う。今年は何かが起こる。


大接戦

2010/04/03 @ Milwaukee ● L 98-107
2010/04/07 vs San Antonio ○ W 112-101 →51勝27敗(ウエスト4位)

 プレイオフまで残り4試合、4チームが0.5ゲーム差にひしめいている。

 2位 マブス 51勝27敗
 3位 ナゲッツ 51勝27敗
 4位 サンズ 51勝27敗
 5位 ジャズ 51勝28敗

 2位も狙えるが状況は厳しい。同率で並んだ場合、地区首位が上位となるため、地区2位のサンズが上にいくには勝率で上回る必要があるのだ。また、残りも楽な日程ではない。欠場中のロペスの復帰時期は未定であり、ロペス抜きで苦手のサンダー/ジャズとアウェイで対戦する必要がある。順位は最終戦まで決まらないだろう。

 4/9 @サンダー
 4/11 vs.ロケッツ
 4/13 vs.ナゲッツ
 4/14 @ジャズ → BS中継決定!

 オールスター後は20勝5敗。1月の絶不調時を考えれば「4位確保で御の字」との気持ちもある。しかし、ここまできたら貪欲に2位を目指す。

※ロペスは椎間板ヘルニアで欠場中。2ndユニットのリズムを優先してフライはベンチスタートで、先発はコリンズがつとめている。万が一コリンズが怪我した場合に備えて、DリーグからDwayne Jonesを獲得した。


2010/04/02 アマレとの最後の旅

2010/03/14 vs New Orleans ○ W 120-106
2010/03/16 vs Minnesota ○ W 152-114
2010/03/19 vs Utah ○ W 110-100
2010/03/21 vs Portland ○ W 93-87
2010/03/22 @ Golden State ○ W 133-131
2010/03/26 vs New York ○ W 132-96
2010/03/28 @ Minnesota ○ W 111-105
2010/03/30 @ Chicago ○ W 111-105
2010/03/31 @ New Jersey ○ W 116-105
2010/04/02 @ Detroit ○ W 109-94  10連勝 → 50勝26敗(ウエスト3位)

アマレに対して肯定的な記事を書くのは久しぶりである。

 トレード期限を過ぎてアマレは変わった。いや、「変わった」というよりは「戻った」と言ったほうが正しいだろう。04-05シーズンを彷彿とするキャリア最高レベルの活躍で、チームの10連勝を牽引、自身も3月のプレイヤー・オブ・ザ・マンスを獲得している。象徴的なのはウォリアーズ戦で炸裂した「Dunk of the Year」と称されるダンクだ。この破壊力、自信に満ちた面構え、「僕らの至宝」だった頃の輝きを取り戻している。

 チームも10連勝でウェスト3位(2位のマブスと同率)まで順位を上げた。もともと実力があるほうではないから、プレイオフで勝ち上がるには「勢い」でいくしかない。レギュラーシーズン残り6試合を全勝して「勢い」でプレイオフに突入する。そして「アマレとの最後の旅」を最高の結末で終えよう。

(注)アマレはシーズン後にFAになりチームを去ることが濃厚である


2010/3/12 浮かれ気分も

2010/02/26 vs LA Clippers ○ W 125-112
2010/02/28 @ San Antonio ● L 110-113
2010/03/01 vs Denver ○ W 101-85
2010/03/03 @ LA Clippers ○ W 127-101
2010/03/04 vs Utah ● L 108-116
2010/03/06 vs Indiana ○ W 113-105
2010/03/12 vs LA Lakers ● L 96-102 →40勝26敗(ウエスト6位)

オールスター後に失点が10点近く減って6連勝。ユタ戦の前ぐらいまでは妙な期待を抱いていた。なんかすごくいい所まで行くような気がしていたのだ。そんな浮かれた気持ちもユタ戦、レーカーズ戦の敗戦で消え去る。怪我人や出場停止の影響もある敗戦なので、そんなに気落ちする必要もないが、あんまり期待しないほうが身のためだ。

BSで中継されたユタ戦でのヒルのダンクには痺れた。それにしても、せっかく放送してくれてるのに、BS中継での勝率は悪すぎる。


2010/02/26 持病の解消

2010/02/16 @ Memphis ○ W 109-95
2010/02/17 @ Dallas ● L 97-107
2010/02/19 vs Atlanta ○ W 88-80
2010/02/21 vs Sacramento ○ W 104-88
2010/02/23 @ Oklahoma City ○ W 104-102
2010/02/24 vs Philadelphia ○ W 106-95
2010/02/26 vs LA Clippers ○ W 125-112 →37勝23敗(ウエスト5位)

 1月28日から11勝2敗と好調で、12月から1月の不調を脱した。

 不調の最中の記事(2010/1/21)で、「今シーズンは負けてもいいから、ロペス、ドラギッチの成長に専念すべきなのか?」と書いたが、今は嬉しい誤算にとなっている。勝利と二人の成長が両立しているのだ。

 まずは、ドラギッチ。サンダー戦(2/23)で先発を努め、16点・10アシストで9連勝だったサンダーをアウェイで破っている。ドラギッチの安定でナッシュのプレイタイムが減らせられるのは大きい。

 続いてロペス。ロペスは先発の座をがっちりキープ、クリッパーズ戦(2/26)では、30点・12リバウンドの域に到達した。また、2月に入ってから失点が減っているのはロペスのディフェンスが効いているのであろう。

 ナッシュ時代になってから、「ナッシュの出場時間が多いことによる疲弊」と「ビックマンの不在によるディフェンス悪」は、常に僕らの頭を悩ませてきた。若い二人の活躍によって、この持病が解消しつつある。


2010/2/18 トレード・デットライン

 アマレのトレード話は実現せず、トレード期限を迎えた。かなり実現しそうな気配であったキャブスとの「イルガウスカス+ヒクソン」の話は、イルガウスカスのバイアウトを前提としたサラリー削減策であり、実現したら今シーズンを棒にふるところであった。

 アマレとは契約延長交渉中だが、フロントはアマレにマックス契約を提示していないことが分かっている。72万ドルのマックス契約を結んだ5年前の記事(2005/10/17)では「限りない可能性を秘めた22歳」と書いたが、今のアマレはマックス契約にふさわしい選手ではない。この件に関してはフロントの判断は妥当である。

 これで今シーズンのロースターは確定。シーズン開幕後の人事異動はタッカーの放出(12/29)だけであり、実質的には不動のメンバーでシーズンを過ごすことになる。怪我人が少ないのも今シーズンの特徴、主な欠場はロペス(開幕〜11月下旬)とバルボーサ(12月上旬〜下旬、1月下旬〜現在)の二人だけだ。


若者達

   

2010/02/12 聖火

2010/02/10 vs Portland ● L 101-108 →31勝22敗(西7位)

 前戦から中4日空いた。オールスターをはさんだ11日間で1試合しかなく、「いい休養になる」と思っていたが、「せっかく連勝で調子があがってきたのに・・」との世論が多い。結果は世論の勝ちで、連勝が止まりオールスター休みに突入した。ホームコート・アドバンテージのカンファレンス4位まで1.5ゲーム差、プレイオフ圏外の9位まで3ゲーム差の状況。残り29試合、どっちにも転がる可能性がある。

 オールスターはナッシュ、アマレが先発で、スキル・チャレンジにナッシュ、3ポイントコンテストにフライが出場する。さっき観ていたバンクーバー五輪の開会式では、ナッシュが聖火点灯者として登場した。身内の晴れがましい姿を見るのは嬉しい。

 アマレのトレード話はいまだに賑わいを見せているが、アマレはシーズン後にプレイヤーオプションを保持しているため、条件の良い話はないそうだ。ただし、サラリー削減を目的とした戦力度外視のトレードだと成立してしまう恐れがある。


2010/02/05 アマレの動向

2010/01/22 vs Chicago ● L 104-115
2010/01/23 vs Golden State ○ W 112-103
2010/01/25 @ Utah ● L 115-124
2010/01/26 vs Charlotte ● L 109-114
2010/01/28 vs Dallas ○ W 112-106
2010/01/31 @ Houston ○ W 115-111
2010/02/01 @ New Orleans ○ W 109-100
2010/02/03 @ Denver ○ W 109-97
2010/02/05 @ Sacramento ○ W 114-102 →31勝21敗(ウエスト5位)

復調を見せている。ロード4連戦全勝は2006年12月以来、あの当時は東遠征なんて負ける気がしなかったものだ。先発が「ナッシュ、J−Rich、ヒル、アマレ、ロペス」の組み合わせで6勝1敗。このローテで今シーズンは固定したいところだが、それが可能かは不透明だ。

2月18日のトレード期限を前に、アマレの動向が話題となっている。ありえる選択肢は3つ。

  1. 契約延長して残留
  2. 契約延長せず、シーズン終了後にフリーエージェントとなる
  3. トレード期限までにトレードで放出

トレードの噂としては、シクサーズの「イグドラ+ダレンバート」との話が有力。逆にアマレ本人は残留の意志があり、残留に向けた話し合いが始まったとの情報もある。さて放出すべきか、残すべきか? 私としては「口だけ番長」のアマレには嫌気がさしてきているが、今日の試合のような豪快なプレイを見せられると、出すのも惜しい。結論が出るまであと2週間、おそらく残留でまとまるであろう。


2010/1/21 専念すべき?

2010/01/18 @ Memphis ● L 118-125
2010/01/20 vs New Jersey ○ W 118-94

あまりの不調にローテーションに手を入れた。

ここ4試合ロビン・ロペスの出場時間が急激に伸びて、グリズ戦からはフライに代わって先発を努めている。その4試合でロペスは結果を残した(平均29.3分、16.0点、5.5リバウンド、3.3ブロック、FG71%)。やはり使ってみないことには始まらない。

既にネッツの大黒柱となっているブルック・ロペスとは双子の兄弟。その兄が「運動能力はロビンのほうが上」と認める存在である。使わないと成長もしないので、多少の難は目をつぶってでも起用するのに賛成だ。

今シーズンは、目先の勝率にこだわらずに、ロペス、ドラギッチの成長に専念すべきなのだろうか?・・・。悩ましい。


SUNS-DECADE 2000-2009

サンズの2000年代もいくつか発表になっている。

Suns all-decade team

 PG:Steve Nash
 SG:Jason Kidd
 SF:Joe Johnson
 PF:Shawn Marion
 C :Amare Stoudemire

 →ポジションが無理矢理だが、選ばれた面子は納得。

Suns Game of the Decade

  1. 2001-02: April 17  Suns vs. Dallas Mavericks (Dan Majerle引退試合)
  2. 2003 Opening Round  Game 1 at San Antonio Spurs (ルーキーのアマレが延長に持ち込み、マブのブザービーター)
  3. 2003-04: Dec. 16, 2003 Suns vs. SuperSonics (ダントーニHCの初勝利)
  4. 2005 Conference Semifinals Game 6 at Dallas Mavericks (2009/12/22の記事参照)
  5. 2005-06: Jan. 2, 2006 Suns at Knicks (トリプルオーバータイムでまさかの敗戦)
  6. 2006 Opening Round: Game 6 at Lakers (ラジャ・ベル出場停止の中、ティム・トーマスの3ポイントで制す)
  7. 2006 Conference Semifinals: Game 5 vs. Clippers (ベルがサイドライン際の3ポイントで延長へ)
  8. 2006-07: Dec. 7, 2006 Suns at Nets (「ナッシュ vs. キッド」のダブル・オーバータイムで合計318点)
  9. 2006-07: Suns at Cleveland (1/29のキャブス戦でフランチャイズ記録の17連勝)
  10. 2006-07: March 14, 2007  Suns at Mavericks (首位攻防の直接対決。最後はノビツキーをマリオンが抑える)

 →どれも思い出深い。ファンの一番人気は6つ目のティム・トーマス。私的には7つ目のベル。
  最近の試合が全くない。2000年代のサンズは2007年のプレイオフで終わっている。

 【追記】ビデオ整理してみたら、10試合中6試合持ってた。

最後は名場面のビデオクリップで。(Suns Moments of the Decade)


2010/01/17 嘆息

2010/01/02 vs Memphis ● L 103-128
2010/01/05 @ Sacramento ○ W 113-109
2010/01/06 vs Houston ○ W 118-110
2010/01/08 vs Miami ● L 105-109
2010/01/11 vs Milwaukee ○ W 105-101
2010/01/13 @ Indiana ● L 114-122
2010/01/15 @ Atlanta ● L 101-102
2010/01/16 @ Charlotte ● L 99-125 →24勝17敗

1月の日程は比較的楽だと思っていた。一気に貯金を稼ぎたいところだったが絶不調である。「20点リードを守れず」とか、ため息の出る負け方が続く。不協和音が出ないといいが。


【HOME】

inserted by FC2 system